お医者さんは「問診」という形で病歴や病状を患者に質問し、診断の参考にされると言います。
この問診時には無駄なく、専門家の威厳を持って的確な質問をしてくれるでしょう。
決して、次のような問診をされるお医者さんはいないはずです。
「いや~、この度は当院にお越し下さりありがとうございます。おっ!お顔の色が優れませんね~。風邪かなぁ?当院は風邪の治療は得意ですからお任せ下さい。もしよろしければ、正式に診察させて頂いた上で治療しても宜しいでしょうか?是非、お願いします!当院は風邪には強いですし、私が一生懸命治療しますので!」
こんな医者がいたら…絶対に嫌ですよね。
では、次のような不動産営業担当はどう思われますか?
「いやぁ~この度は当社にお声かけ下さり本当にありがとうございます。素敵な不動産ですね~。これは高く売れますよ。当社は○○エリアを得意にですからお任せ下さい。もしよろしければ正式に査定させて頂いた上で、販売をお任せ頂けないでしょうか?是非、お願いします!当社は○○エリアに強いですし、私が一生懸命販売しますので!」
こんな不動産営業担当は…結構いますね。
しかし、凄く薄っぺらなトークですし、お願いばかりしていますね。
こんな営業担当、あなたは信頼できますか?
不動産営業担当が売主様に接する時、最も重要な事は「売却理由の確認」です。
そして「売却理由を確認」する際は、まるで御用聞きのようにペコペコした態度でヒアリングを行うのではなく、お医者さんの問診のように、売主様の状況やご希望をしっかりとヒアリングし、プロとして毅然とした態度を保って下さい。
■本日の格言
・売主との面談は医者の「問診」をイメージする!
・最も重要な「売却理由」を毅然とした態度で聞きだそう!