毎週水曜日配信、「元不動産営業マン梶本の、結果を残す営業術」
ビジネス誌からも注目されている不動産会社専門コンサルタント 梶本幸治さんが、デキる営業の心得、成功している不動産会社の特徴を紹介します。
今回はDM集客について、問い合わせの手段についてどのように考えれば良いのか、詳しく解説いただきます。(リビンマガジンBiz編集部)
(画像=写真AC)
空き地・空き家DMで反響を獲得するためには、「不動産を高く売る」ことを訴求し、「1通1通丁寧に」作成する必要があることはご理解いただけたでしょうか?
(前々回の記事「安心の取引と書く不動産会社がダメな理由」と、前回記事「DM成功の鍵は「DM臭」を抜く事」をご参照ください。)
この2点に気をつけていれば、売主様に「ちょっと問い合わせてみようかな」と思ってもらえるでしょう。
しかし、この「ちょっと問い合わせてみようかな」の気持ちを、実際の問い合わせに繋げることはかなり難しいものなのです。
今回の記事では、売主様から問い合わせをいただくための手法について解説します。
では、売主様から問い合わせをいただくための手法を解説する前に、少しだけあなたにご質問があります。
貴社で実施されている空き地空き家DMですが、売主様からお問い合わせいただく手段として、次のどの方法を想定しておられますか?
1.電話
2.メール
3.FAX
4.来店
5.上記の全てを想定し対応
私の感覚では、「5.上記全て(電話、メール、FAX、来店)を想定し対応」が多いように思います。
この「上記の全てを想定し対応」の場合、空き地空き家DMの最後は次のような文章で締められるでしょう。
“弊社へお問い合わせ頂く際はお電話もしくはメール、又は同封のFAX相談シートにてご連絡下さい。又、弊社へ直接ご来店頂いても結構です。もしも、売却のご意志があるようでしたらご連絡下さい”
この「締めの文章」をご覧になって、「あっ!ウチの会社のDMもこんな感じだ!」と思われた方は…今すぐにDM文章の書き直しをおすすめします。