実際にあった話を1つご紹介します。
四戸一連棟の中家を査定することになった際、買主候補として交渉する為に両隣の謄本をあげたところ、両隣とも苗字の異なる女性が所有していることが分かりました。
そこで、登記簿謄本を隅から隅まで読んでみると、当該物件及び両隣は、同年同月同日に相続を登記原因として所有権移転されており、両隣を含めた3軒の被相続人は同一人物の可能性が高いと推測。
その後、その情報を頭に入れた状態で売主にヒアリングしたところ、両隣の所有者とは姉妹である事が判明しました。結局、三姉妹から媒介を預かることができ、四戸一連棟の3軒分を販売することとなりました。
いかがですか?登記簿謄本の内容から物件情報を推測することの重要性をご理解いただけましたか?
私は「送客情報」「ネット検索」「登記簿謄本」を「不動産一括査定3点セット」と呼び、その内容精査を強くお勧めしています。
「不動産業はラッキーの積み重ね」等と言う人がたまにいますが、「不動産業とは細かい情報収集の積み重ね」だと私は考えます。
この記事をご覧くださっているあなたも、登記簿謄本の内容から物件情報を推測する等、細かい情報収集の積み重ねで業績を上げてくださいね。
■本日の格言
・登記簿謄本を読み解けば、たくさんのことがわかる!
・細かい情報の積み重ねこそが、不動産営業の極意である!