「マンション建設絶対反対」「太陽を奪うな」などどプレッシャーをかけられても建築確認申請の審査を役所に進めてもらうためには、開発指導要綱に則り計画説明のため近隣範囲(建物高さの2倍の距離範囲+建物の日影の影響を受ける範囲)に説明を行わなければなりません。
(前回のお話はコチラ)
/column/kaitoichiro/21671/
そのために個別訪問を行います。しかし住民の皆さん全然会って話聞いてくれません。仕方がないので建物計画や建築工事施工時の注意事項などを記載した資料をポストへ投函して廻りました。
すると翌日交番から電話が。。。
警察 「『不審物』がポストに入っていたとのことで沢山の住民の方から資料がどっさり届けられているので取りに来て下さい。」
私 「はぁ?不審物・・・ですか・・・。わかりました。伺います。」
建築計画地最寄りの交番へ引取りに。トホホ。
近隣対応の報告窓口である役所建築局の指導課に事態について相談に行きました。
私 「説明に行っても会ってくれず、やむなく説明資料をポストへ投函したら不審物として交番に届けられました。」
指導課 「よく説明し理解を得られるように。」
・・・説明聞こうとしないから相談してるんじゃないですか。トホホ。
なるほど近隣住民の皆さんは説明を聞かなければ建築確認の手続きは進まないものだと思ってるらしい。開発指導要綱に「建築許認可のためには近隣住民へ計画説明しなければならない」ってありますからね。
なかなか勉強してるじゃありませんか。
近隣住民の皆さんは反対運動を切り崩されるのを嫌って、個別に対応されるのがイヤな様子。それならば近隣説明会を開催しましょう。皆さん来てくださいね。
説明会開催のお知らせを近隣住民のお宅のポストへ投函してきました。今度は不審物として交番へ届けられなかった。良かった。
そして説明会当日。
人っ子一人きません。そんな気はしてました。
説明聞いちゃったら手続き進むと思ってますもんね。
次回Vol.3へ続く。