賃貸住宅のお部屋を探す時にメゾネットやロフトという言葉を耳にすることがあります。
似たようなものでしょ?と考えている人もいますが、大きな違いがあります。それぞれの特徴を比較していいお部屋に住みましょう。
メゾネットとロフトの定義
お部屋探しの時に「メゾネットタイプ」や「ロフト付き」という文字を目にすることがあると思います。なんとなく同じようなものと考えている人が多いと思います。しかし、実際には大きな違いがあります。まずはそれぞれがどのようなものか学んでいきましょう。最初はメゾネットです。近年若い二人暮らしの男女に人気があるメゾネットですが、メゾネットタイプは室内に上階に向けての階段が配置されており、上階は居室として利用できるように電気や空調、水道、電話線が配置出来るタイプの空間のことをいいます。一方ロフトは天井裏の空間に向けてはしごがあり、面積が居室の二分の一未満の広さで高さは最大1.4メートルまで、電気等の配線はできないものをいいます。エアコンの配置も出来ません。この二つを比較するとメゾネットは居室の一種としての利用、ロフトはあくまでも収納空間としての利用が前提であります。
メゾネットのメリット・デメリット
メゾネットの利点は賃貸住宅ながら戸建に住んでいるような感覚で暮らすことが出来る点です。通常の平屋建てよりも満足感は高くなります。子どもがいる家庭の場合は、アパートやマンションの二階以上に住んでいると下の階への騒音の配慮から子どもを満足に遊ばせられないと考えてしまいますが、メゾネットは下の階の人を気にすることなく上階で子供を遊ばせられます。上階と下階で寝るスペースと家族でくつろぐ空間など空間を分けやすいのも利点です。一方デメリットは面積が広い分掃除が大変であることと上階にキッチンなどがあると荷物を運ぶのが大変、階段部分もお部屋の面積に含まれてしまいますので居住面積の中で実際に使える部分が減ってしまうこともあります。
ロフトのメリット・デメリット
ロフトの利点は隠れ家的な雰囲気が好きな人にはワクワクする場所であり、通常の平屋建てより収納スペースが増える点です。ロフトを収納スペースに利用してしまえば、居住スペースがスッキリして突然の来客にも広々としたお部屋で対応することが出来ます。また、ロフトを寝る場所にしてグッスリ集中して眠る人もいます。趣味を楽しみたい人は趣味のものを配置することも出来ます。一方でデメリットとしては移動が大変な点です。ロフトははしごで移動するため、体調の悪い時などは移動が辛いことがあります。エアコンが無いため、夏場や真冬などは気温の調整が難しいことも難点です。