こんにちは!
不動産運営コンサルタントの伊藤隆晴です。
同じ不動産でも「自宅」と「ビルやマンション」との違いの一つに
「建物名」をつけているか、いないかということがあります。
なぜ、つけるかといえば、他の建物と区別するためですが、
これは表示に関する登記の法定事項ではありません。
但し、建物に名称がついている場合には登記に記載することになっていますので、
記載されていることが多いのではないでしょうか。
もちろん後から名称は変えられますが、コロコロ変えると、入居している方や訪問者にご迷惑ですし、
郵便屋さんや宅配業者さん泣かせ?かもしれませんね。
先ほど、区別の為と申し上げましたが、実際にはそれだけでなくて、
「所有者としての満足感」を得られたたり、
「個性を主張」したり、
「企業の宣伝」になったりと、
いろいろな意味合い、効力があると思います。
売買、特に購入したときは、必ずついてまわる問題ですので、
今回は建物名称の付け方のパターンと変更の成功例を見ていきましょう!
【パターン1:所有者個人名】
まず、我々が取り扱っていて、多いのは所有者のお名前を付けている例です。
最近は減っている傾向ですがまだまだ多いです。
私なら苗字をとると「伊藤ビル」・・・うーん相当数ありそうですね。
それだとダイレクトすぎるので、イニシャルで
「ITビル」・・・なんかIT系の会社が集まってくれそうな名称です。
ご家族のお名前を入れるパターンもあります。
最近、話題になったものに「トランプタワー」というのもありましたね。
【パターン2:所有者会社名】
次に会社名を入れるパターン。
当社ですと「首都圏ビルマネジメントビル」・・・ややこしい感じです。
略称のアルファベットで「SBMビル」・・・うん、この方がいいですね!
複数ある場合はSBM第1とか第2とかもつけやすそうです。
【パターン3:地域名】
地域名の場合もあります。
当社は新橋に所在しますので「新橋ビル」
これだと埋もれてしまいます。
名前と合わせて新橋伊藤ビル・・・これもありがちな名前です。
実はこの場合は「地域名がブランドとなる場合」は特に有効です。
銀座、丸の内とか使いたいですね。
(2/2へ続く)