不動産を売却すると決めた時に、まずいくらで売却したいのか売却価格を出す必要があります。売却当事者にとっては、高く売りたいと思うのが通常であり、希望売却価格は高くなりがちです。一方、不動産業者は早く成約させて仲介手数料を得たいがために、低めもしくは妥当な査定価格を出すのが通常です。それでは、どのように売却価格を決めればいのでしょうか。また、売却する時に心がけたいことは何でしょうか。

■費用なども考慮して売却価格を決定
最も望ましいのは、希望価格で売却できることです。しかしながら、需要と供給の関係もあり、あまりにも高い価格で売りに出した場合には売れ残るなんていうことが起きてしまいます。

そのため、市場動向を見ながら最終的にこの金額で売れたらよいと思う金額を設定し、その金額よりも少し高めに設定してみてはいかがでしょうか。あとは交渉次第で少しおまけをすることも検討し、買い手も売り手も満足のいく売買となるようにできればよいと思います。

なお、売却価格を決めるときには、不動産業者に支払う仲介手数料や譲渡に伴う税金なども考慮する必要があります。最終的にいくら手元に残るか、その資金をどうするのか、こうしたその後のことも考えておくべきでしょう。

■売却時に心がけることとは?
次に、売却時に心がけたいことは何でしょうか。できるだけ早く、かつ高く売るためには、買い手がその物件を見て気に入るようにすべきです。そのためには、できるだけ空室にして売り出すことを検討しましょう。
空室にするのは、部屋を広く見せるためです。仮に居住している状況で部屋を見せる場合には、モノが置いてあればあるほど狭く感じる可能性があるためです。

また、リフォームすることで美しさ、快適さを感じてもらうのも一手です。この時に、できる限りコストは低く、効果的なリフォームを行うことを心がけてみましょう。

一戸建てを売却する場合には、雑草などの除去も行いましょう。そして、必要のないものは処分することも考えましょう。
こうした努力が売却価格にも反映されます。あとは、よい不動産業者と連絡を取り合い、ハッピーとなるような売却(出口戦略)を手伝ってもらいましょう。

 
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