ここ数年、アベノミクスの効果(特にマイナス金利の影響)もあり、不動産価格は都市部を中心に上昇しています。不動産価格が上昇するということは、家賃収入が変わらない場合には利回りは下がることになります。実際、東京を中心に利回りは低下傾向にあり、東京を中心とした不動産投資に対する魅力はやや薄れてきているのが現状です。
しかしながら、こういう状況だからこそチャンスがあります。それは地方物件の不動産売却です。一体どういうことなのでしょうか?
■地方物件にも買い手が手を伸ばしてきている
不動産の買い手が見るべきポイントは、主に立地と利回り、構造、設備といった観点でしょう。値段が上がると利回りは低下するため、特に利回り重視の方には東京の不動産は買いづらくなってきています。
となると、触手は地方に及んできます。実際に、東京よりも利回りが魅力的なこともあり、地方の中心都市や県庁所在地を中心に売買が活発化してきています。そして、今だからこそ売却できる可能性も高まってきているわけです。
■地方の不動産の売却は地元と東京の投資家いずれも攻めるべし
こうした景気がどちらかといえば良い状況下では、地方都市の不動産も売却できる可能性があるわけですが、どのように売却するのが効率的かつ効果的なのでしょうか。
それはその地域の投資家に対して売却することを検討する、東京の投資家に対して売却することを検討する、いずれの面からも攻めることでしょう。
その物件がある地域の投資家や買い手であれば、土地勘があることから手をのばしやすい利点があります。また、東京の投資家であれば、利回りから買い手となる可能性があります。
いずれにせよ、地域の不動産業者や大手の不動産業者等と接点を持ち、売却のタイミングを相談してみましょう。売れないと思った物件が今であれば売れるかもしれませんよ。