不動産を売却しようと思ったとき、いかに適正価格、さらにいえばより高い値段で売れるかということを最も気にされるのではないでしょうか。不動産の売却におけるコツは、良い不動産業者と出会うことももちろんですが、買い手の気持ちになり買い手がチェックしそうな内容に関していかにフォローできるかという点も重要です。
そこで、マンションの買い手がどんなところをチェックするか最も重要な点をまとめてみました。チェック項目が適切に管理、対応できていれば売却もスムーズにいくことでしょう。
(1)マンションの環境を調べる
駅から徒歩10分以内かどうか。通勤などで電車を利用する方の場合、徒歩10分以内を目安にするケースが多いといえます。駅から徒歩10分以内であれば売りやすいといえます。ただし、車による移動手段が多い地域の場合には該当しません。むしろ緑が多い、静かな環境を希望される方が多かったり、子供のことを考慮したマンション選びになります。学校が近いなどの利点を書き出し、それを広告等で打ち出すことで買い手に目が留まるようにしてみましょう。
(2)修繕積立金の確認
マンションではメンテナンス時の資金として修繕積立金が利用されます。この修繕積立金がしっかりと貯められているかどうか、また修繕をいつ行うのかも買い手からみれば気になるところでしょう。
修繕積立金は売り手から買い手に引き継がれることになります。そのため、滞納している場合には次の買い手に請求がいくことになってしましますので、滞納していないかどうか買い手はチェックします。
なお、修繕が近いもしくは行ったばかりということであれば、その修繕分を売却価格に上乗せして売り出すことも場合によっては可能です。この場合には修繕を行ったばかり、もしくは直近予定としてアピールすることも高く売るコツとなるかもしれませんね。
以上、不動産を買う人がチェックするポイント<マンション編>について見てきました。売り手から見ればいかにアピールできるか、そして買い手に買いたいと思ってもらうことができるかが重要です。住居環境と修繕積立金についてメリットとして打ち出せるかどうか確認してみてください。