こんにちは。私は、ファイナンシャルプランナーの磯脇賢二です。

前回は、雄勝町の方は、古民家を買い取り、リフォームをして簡易宿泊所にしようと取り組んでいること。またある団体は、廃校になった小学校(旧桑浜小学校)をボランティアの力を借りてリフォームをして、MORIUMIUSをつくりました。彼らのプログラムに地元漁師さんも積極的に協力していることをはなしをしました。

今回は、雄勝町の方が古民家を買い取り、リフォームをして、簡易宿泊所をつくろうとしていることについて話をします。

 現在、限界集落の再生という取組も各地方で行われています。集落で空き家(古民家)になってしまった家を複数回収し、事業化する事で集落の人々で運営することで再び、その地域にスポットがあたり活気を取り戻すという取組である。事業化には宿泊、カフェ、レストラン、コミュニティ施設などがある。成功事例として有名なのが篠山市に位置する「集落丸山」などがある。2009年に取組を開始し、わずが3年で見違えるほどの再生を成し遂げている。集落丸山では集落の住人自らが事業主体となっており、民宿を経営している。経営はNPO法人化することで運営されています。

 雄勝町は震災前は9件ほどの民宿がありました。震災により民宿が流された・後継者がいない・自身か高齢などという理由により、現在雄勝町には民宿が4件(うち三件は震災前からあり、新規に1件昨年にできました)しかありません。

雄勝町を再生させるにはどうしたらいいのか考えたときに、昔から盛んな漁業を体験できるように、ホタテ祭りやウニ祭り、浜まつりなどを開催。天然記念物に指定されている「八景島(やけいじま)」それ以外にも国の無形文化財に指定されている雄勝法院神楽の開催などを生かして、観光で人を集めて震災からの復興が遅れいてることを直にみてもらおうとの結論に至りました。

観光に来てもらうにも雄勝町には4件しか宿舎がありません。どうしても泊まりたい人は、地元の人がそれこそ民泊をしている状態です。だからこそ、古民家をさいせいさせての簡易宿泊所の設置なのです。中には、何回も雄勝町に来ているうにち雄勝町に移住する人もいるかもしれない。(実際移住者がいます)その時に、使用されていない古民家を活用すれば自宅にすることもできます。

雄勝町でも兵庫県篠山市でもそうです。経済環境や住民の価値観変化を背景に、従来とは異なる観点から地域再生に取組もうとする様々な動きが、出始めてきました。まだ目立った成果をみるまでには到っていませんが、地域の将来を拓く新たな方向として期待されています。

人口が少なくなっても、雄勝町の人は自分の故郷を愛し、なんとかふるさと再生させようと日々努力をしています。不動産の活用などで今後もっと力になれたらと思います。


 
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