札幌市が全国で3例目の民泊通報窓口を設置
こんにちは、カピバラ好き行政書士の石井くるみです(=゚ω゚)ノ
本日は、日経新聞で「法案成立が議論されている新法民泊の実施日数の上限を、自治体の事情に応じて、180日より少ない日数に引き下げることができるようにする」という報道がありました。
民泊事業者としてはショックな内容の再確認かと思いますが、さらにショックなニュースが続きます。
札幌市が、無許可民泊の取締り強化のため民泊サービス通報窓口を2月7日に開設したと発表しました。
近年、民泊サービスが急速に広がりを見せる一方で騒音・ごみ出し等での住民トラブルも発生しており、昨年7月開設の京都・10月の大阪に続き、民泊相談窓口を設置する動きが徐々に加速。札幌市も保健所への相談が増えている状況を受けて、無許可民泊の取締り強化に乗り出す方針です。
外国人観光客に大人気の北海道だが、旅館業許可は難しい・・・・
カピバラ行政書士は、いま、札幌市で何件かの旅館業申請のお仕事を受けています。
北海道は中国・タイやシンガポールなどの観光客に人気のエリアで、特に中心都市の札幌はいつも外国人観光客でにぎわっています。
申請のために私もたびたび札幌に足を運んでいますが、すすき野のあたりは本当にすごい観光客ですね。
民泊サイト大手のAirbnbには札幌市内の物件が約1,000室以上掲載されていますが、その大半が無許可営業と見受けられます。
なぜなら、札幌は旅館業の許可を取得するのがとっても難しいからです( ˘•ω•˘ )
例えば、札幌市は独自にこんなルールがあります。
・用途地域制限が厳しい。
→「札幌市建築指導要綱」により、旅館・ホテルの場合を申請できるエリアは原則として商業地域の中の中心エリアのみ。
・トイレは最低3個から
・厨房&飲食店営業許可が必須
・・・・と、まあ、色々とあるわけです(´Д⊂ヽ
こういう規定があると、小規模な施設では現実的に許可取得は難しいですね。
しかし、札幌市が対策強化に本腰を入れはじめた今後は、無許可民泊の運営者にとっては非常に厳しい環境になりそうです。
↓ 札幌市保健所HPより(http://www.city.sapporo.jp/hokenjo/f3seikatu/minpaku/minpaku-tsuhomadoguchi.html)
近年、一般住宅を活用して宿泊サービスの提供を行う「民泊サービス」が全国に広まっており、
関係法令の遵守や騒音・ごみ出し等での住民トラブル、宿泊客の安全確保などの課題も表面化してきています。
札幌市内でも、旅館業法に反して営業していると思われる1,000施設程が様々な仲介サイトに掲載され、
市民相談も多く寄せられておりますが、施設所在地が特定できず、対応が難しい状況です。
このため、札幌市保健所では、市民と宿泊客の安心・安全を守ることを最優先として、
違法な施設営業者に対する指導を更に強め、厳正に対処しようと、
この度、民泊サービス通報窓口を設置し、市民の皆さんより関係情報の提供を呼びかけることといたしました。
御協力のほど、よろしくお願いいたします。
受付方法は、電話、メール、FAX、郵送などなど。
電話受付は年中無休です!!
※「民泊施設について」とお伝えください
https://www.city.sapporo.jp/callcenter/uketsuke/2017-minpaku-syozaichi-jyohou.html
〒060-0042 札幌市中央区大通西19丁目WEST19
みなさん、営業はちゃんと許可を取ってからやりましょう(*´ω`)
私のお客様も「許可を取得するのは大変だけど、それだけのリターンは見込める」と考えたからこそのご依頼くださったのかと思います!
カピバラ事務所では、許可取得はもちろん、
「新築で許可を取れる物件を作りたい」というご相談もお受けしております♡