不動産を購入する大多数の人は、ローンを組んで購入するのではないでしょうか。最低でも数百万円はする高価な買い物であり、なかなかキャッシュで購入する人は少ないと思います。そのために利用されるものが住宅ローンです。
住宅ローンとは住宅購入を目的として融資を行うローンです。ローンとは平たく言えば借金のことで、お金を借りたあと数年~数十年にわたって返済を行います。住宅ローンを選ぶポイントとしては以下の項目が挙げられます。
■金利
金利は住宅ローンを選ぶとき最も重視して頂きたいポイントです。金利とは借入額に対する金利の割合のことで、お金を借りるためのコストと言えます。
例えば金利が1%変わるとどれだけ金利が変わるかをシミュレーションしてみましょう。
【シミュレーション条件】
借入額:3,000万円
借入期間:35年
返済方式:元利均等方式
金利タイプ:全期間固定金利
・金利2%の場合
毎月返済額:99,378円
総返済額:41,738,968円
金利総額:11,738,968円
・金利1%の場合
毎月返済額:84,685円
総返済額:35,567,804円
金利総額:5,567,804円
このように金利が1%違うと金利総額は6,171,164円も違ってきます。金利は借入額、金利、借入期間に比例して大きくなっていくので、金利をできるだけ低くすることがポイントです。
■審査
住宅ローンを組む際には銀行及び保証会社の審査があります。審査は勤務先、年収、勤続年数、信用情報といったデータを元に行われます。ローンにおいては「安定した収入があること」を重視されるため、収入の高い個人事業主よりも普通のサラリーマンの方が通りやすくなります。自身の職業によっては審査の厳しさも選ぶポイントになります。
■保証料
保証料とは住宅ローンを組んだ際、保証会社に支払う費用のことです。数十万円にも及ぶことがあり、大きなコストになります。ネット系銀行では保証料無料の商品もあります。
最近では比較サイト等で手軽に住宅ローン商品を比較可能です。かなり高額な買い物となるため、ローンも慎重に検討しましょう。