マンション売却で最も重要なイベントともいえる「内覧」。
マンション売却中の転居時に、電気を止めてしまっても内覧には支障がないのでしょうか?
無駄なコストが掛かるのは避けたいけれど、売却に悪影響がでないかどうか心配なところですね。
ここでは転居後のマンション売却と電気代についてご説明します。
■内覧時は電気だけ使えるようにしておきましょう
「内覧」とは購入希望者が直接現地を訪れて、住居を見学するものです。
資料でわかる条件がほぼクリアでできてこその内覧ですから、売主にとっては物件をアピールできるビックチャンスです。
内覧には自分たちがまだ住んでいる状態で行う場合と、転居後、空室状態で行う場合があります。
自分たちが引っ越した後の内覧の場合、水道・電気・ガスを使える状態にしておくべきかどうか迷われる方も多いようです。
水道・ガスについては転居時に停止しても問題ありません。
空室になってからハウスクリーニング、補修・改善作業を行うのであれば、担当業者に必要なインフラを確認し、それが終わった時点で停止します。
電気は購入者が決まるまでは、使えるようにしておくことをお勧めします。
照明器具もできるだけ置いていきましょう。
引越し先で使いたいという場合は、中古の安いものでよいので購入して取り付けておいてください。
基本料金や照明器具代がもったいないというお考えもあるかと思いますが、ここは必要経費と割り切った方がよいです。
とはいえ空室の期間が長引くかもしれないと思うと、やはり電気代が気になるということであれば、あらかじめ契約しているアンペアを下げる方法があります。
電力会社に依頼して、最低の10アンペアにすれば、従来の基本料金より安く抑えられます。
■内覧時に照明がつくことの良い点とは
内覧はどんな天候のときに行われるかわかりません。
雨や曇天の日に照明器具なしで、部屋を印象良く見せるというのは相当難しいことです。
「気が利かない売主だな。しっかり見られると困ることでもあるのかな?」と見学者に不信感を抱かれる可能性さえあります。
全部屋電気をつけて、明るく清潔感のある室内をアピールした方が内覧の成功率が上がることは間違いありません。
■まとめ
不動産売却は、売主と仲介業者が二人三脚で行うものです。
このような事柄も、プロである業者と相談しながら、ベストな状態で内覧してもらえるよう準備しましょう。