相場とかけ離れた売り出し価格を設定し、買い手がつかずに値下げを繰り返す売主さんが大勢いらっしゃいます。
値下げが繰り返される物件は「もう少し待てばもっと下がるかも」という印象を与え、さらなる値下げにつながってしまいます。
不動産を高く売りたいと思ったら、売り出し当初の価格で早期売却することが鍵となります。
売却に関する情報をきちんと伝える
不動産を売却すると決めたらまず行うのが「査定」です。
査定で正しく評価してもらえなければ、本来売れるはずの価格より低い売り出し価格になってしまいます。
査定を行う不動産業者には物件の情報を豊富に提供し、少しでもプラスの要素を増やしましょう。
ただし、マイナスの要素を隠すことは後々のトラブルにつながるためご法度です。
正確な情報を伝えることが不動産売却の最初の一歩です。
内覧時に部屋をきれいにする
売却が成功するかどうかは、内覧時の印象に左右されます。
価格、条件ともに折り合いがついていたとしても、「ここには住みたくない」と思われてしまったら終わりです。
新築マンションのモデルルームをお手本に、印象の良いお部屋づくりを心がけましょう。特に玄関の匂いや水回りの清潔感に気を付けてください。
室内だけではなく、周辺の環境にも目を向けてみましょう。
マンションであればエントランスや共用廊下の清掃状態は日ごろから気をつけておきたいところです。
駅から物件までのアプローチも重要です。
治安の悪い通りや暗い道は避けてもらうよう、仲介業者にお願いしておきましょう。
信頼できる業者を選ぶ
不動産業者の営業力は売却の成否に大きく影響します。
不動産業者にはそれぞれ得意・不得意の分野があるので、得意な分野の業者に依頼するよう注意しましょう。
例えば、マンションの取引が多い業者に一戸建ての仲介をお願いしても、なかなか買い手は見つかりません。
仲介を依頼する前に過去の取引実績や現在扱っている物件を調査し、売却したい物件を営業する力があるかどうかしっかり確認しておきましょう。
まとめ
不動産を高く売りたいと思ったら、正確な査定で売り出し価格を設定することが大きなポイントです。
内覧につながったらチャンスを逃さないよう、お部屋をきれいにしておく必要があります。
何社か比較して信頼できる不動産業者を選び、積極的に協力して売却を進めていきましょう。