③税理士
税理士は、企業としての税務処理の依頼だけでなく、不動産に関わる税務相談ができる人をパートナーとして選ぶようにしてください。
不動産は売り買いする時だけでなく、保有し資産運用する場合など様々な場面で税金が関わり、常に隣り合せの関係にあると理解してください。
宅建業者としてお客様から受ける相談も売却や購入といった一般的なものから、投資や相続対策など専門性の高い内容まで様々です。
また、あなた自身が仲介業だけでなく、将来的に新築建売業、買取再販業、収益事業など事業の拡大を図るのであれば、事業の全体像を正確に把握した上で効果的に利益を上げる方法を講じていく必要があります。
事業経験者が最初に実感することは、お金の掴み方と守り方の大切さです。
税理士は経営者と二人三脚で歩む相談役的存在です。あなたの企業理念や方向性を理解した上で適切な助言ができる人をパートナーに選んでください。
④建築業者・内装業者
「信頼できる建築業者や内装業者との関係は宅建業者の能力のひとつ」私が常々お客様や同業者に対し話している言葉です。
不動産は衣・食・住の「住」、人の「生活空間」を扱うのが宅建業者です。契約頂いたお客様や管理物件の入居者からは日常的にリフォ-ムや生活設備に関する相談があります。建築工事や内装工事は専門性が高く、仕事の質や価格の妥当性を見極める術を持たない消費者は常に疑問や不安を持ち続けています。お客様からの様々な相談や要望に応えるには、業者の得意分野と資質を見極める必要があります。
また、あなたが新築建売業や買取再販業などの事業でお付き合いする業者の場合、仕事の質とコストの両面で最適な業者を絞り込むことが必要です。
建築業者や内装業者のパートナー選びは、あなたが求める会社の将来像、提供する商品やサ-ビスを十分に考えた上で行うようにしてください。
良きパートナーはビジネスだけでなく、一生涯の財産になりえます。相手から見たあなた自身も同じ価値を持った存在でなくてはいけません。
あなたは独立後のパートナーに誰を選びますか。
【チェックリスト】
(a)弁護士 ⇒
(b)司法書士・土地家屋調査士 ⇒
(c)税理士 ⇒
(d)建築業者・内装業者 ⇒