自分が所有している不動産物件を売却する場合、購入希望者が決まった段階で実際の条件交渉などが行われます。

高く売りたい希望がある売主側と、少しでも安く入手したい買主側とのやり取りとなります。

初対面ということもあるかもしれませんが、場合によっては内覧などで顔を合わせていることもあるでしょう。

また自力で購入希望者を探した場合には、知り合い同士で売る側と買う側になることもありますが、実際には個人での交渉は難しいので不動産会社にサポートを依頼するなど、様々な直接交渉が実現します。

しかし自分たちの大切な財産を引き渡す話し合いですので、不動産会社任せにしてしまうのではなく、どうしても譲れない条件を設けておいて、妥協できるところはある程度我慢するなど、後になって後悔しないような売却の仕方が望まれます。

多くの話し合いでテーマとなるのは、売買価格手付金などお金の話が多く、引き渡しの時期リフォームなど設備の修繕について具体的な話し合いが進みます。

自分の意見を主張することは大切ですが、意見を通そうとするばかではせっかく決まっていた話がなくなってしまうこともある重要性があります。

こちら側の売却したい気持ちと、先方の購入したい気持ちが一致することでより良い売却が実現しますので、内覧の時のようにマンションの良さをアピールしながら相手を不快にさせない程度に自分のペースで話を進めるのも一つの方法です。

不動産会社のスタッフも立ち会うので、大きなトラブルに繋がるようなことはありませんが、後味の悪い交渉ではなく、受け入れる条件と受け入れてもらう条件を双方で調整する時間とするのがお勧めです。

一つの不動産物件を通して巡り合った売主と買主の関係は、対立するような立場ではなく、話の進め方次第では円滑に良い関係を築けるでしょう。

仕方なく売ってあげている…などと言う考え方はせず、お互いが気持ち良くマンションを手放して入手できるようにするのが理想的です。

 
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