不動産物件を売却する際には、今まで見たことがない書類聞いたことがない専門用語に直面する可能性が多くあります。

専門家である不動産会社のスタッフや宅地建物取引主任者などのスペシャリストに任せることも大切ですが、ある程度の知識を持っていることで、業者の話を理解しやすくなるだけでなく、少し細かな点まで疑問を抱いて質問できるようになり、充実した話し合いが可能です。

自分の財産となる不動産物件を手放す大切な行為である売却時の手続き時には、不動産査定書が関係してきます。

二種類ある不動産査定書は、不動産会社や宅地建物取引業者に頼む無料の不動産査定書と、不動産鑑定業者に頼む有料の不動産査定書が存在しています。
難しい作成能力が求められる印象ですが、無料の不動産査定書は、依頼することで不動産会社が作成してくれますので安心です。

有料の不動産査定書も同じで、費用は20万円前後掛かりますが、どちらの書類も手続き上欠かせない書類となりますので、諸費用として事前に計上しておくと慌てずに済みます。

不動産会社が作成する不動産査定書は、特別様式が決まっているようなこともなく自由な作成が実現する一方で、不動産鑑定業者が作成する不動産査定書の場合は少し異なるようです。

国家資格である不動産鑑定士が携わる不動産鑑定評価書として取り扱いされることになる有料の不動産査定書は、国土交通省が定めた基準に従って書類を作成する必要があり、不動産会社が作成する無料のものとは違い、手順も決められています

大切な不動産の価値を知るために重要な書類となる不動産査定書ですが、不動産会社が手間や時間が掛かる査定も含めて、わざわざ対応するのか不思議に感じる方もいるはずです。

一見すると損をしているように見えますが、査定をするということは、本格的に売却する気持ちが固まっている顧客であることが見込まれますので、不動産会社側としては歓迎しています。

売却を検討している方は、是非参考にしてみてはいかがでしょう。

 
  • line
  • facebook
  • twitter
  • line
  • facebook
  • twitter

本サイトに掲載されているコンテンツ (記事・広告・デザイン等)に関する著作権は当社に帰属しており、他のホームページ・ブログ等に無断で転載・転用することを禁止します。引用する場合は、リンクを貼る等して当サイトからの引用であることを明らかにしてください。なお、当サイトへのリンクを貼ることは自由です。ご連絡の必要もありません。

このコラムニストのコラム

このコラムニストのコラム一覧へ