マンションや一戸建てを購入する方の多くは、住宅ローンを組んで欲しい物件を入手しています。
住み始めて数年経過してから、考え方や生活環境の変化によって、売却を考える事があるかもしれません。
住宅ローンの返済が残っているのに売却するのは、途中で放棄するような感覚になり、売却が難しいようなイメージがありますが、実際には多くの方が、住宅ローンが残った状態で話を進めることが多いとされています。
しかし、住宅ローンが残った状態でマンションや一戸建てを手放す場合、手続きが完了した段階で抵当権を持つ金融機関に一括払いで住宅ローンを完済して、抵当権を抹消することが求められます。
手元にある預貯金を使用することも可能ですが、売却して得た収益金を支払いに充てることもできます。
自分が希望した価格で査定されて、早い段階で買い手が見つかると話がスムーズに進みますが、予想よりも安く買取されることも珍しくなく、仲介業者への手数料なども負担することで、手元に残る金額には限度があります。
少しでも高い評価をしてくれる不動産会社を探して、住宅ローンの完済費用を稼ぐ必要があります。
手元に預貯金があった場合でも、新たな住まい探しや引っ越し費用を取り分けておく必要があり、全て住宅ローンの完済に使用する訳にはいきません。
そう考えますと、手放す物件の活躍が期待されますので、複数の不動産会社で見積もりを依頼して、一番高く査定が行われる業者へ相談しますと、住宅ローンが残っていても今住んでいる物件を売却して、新たな住まいを探せます。
業者の違いで査定の金額にも差が生じますので、安心して任せられる業務体制であるかなどのポイントも考慮して、より良い不動産会社を選ぶのがお勧めです。
どうしても住宅ローンを完済する資金が準備できない場合は、最近では住み替え専用のローン商品を展開する金融機関も増えていますので、自分に適した情報を収集してみてはいかがでしょう。