2017年2月27日
家を売るってどんな気持ち?(値上がり編)
市川隆久
皆さんこんにちは。
国際不動産コンサルタントの市川隆久です。
私は不動産業界に入って今年で34年目になります。
入社時はバブル前。
入社して5年目にバブルになりました。
<バブルって本当に一気に価格が上がったのです>
4年目で自宅用のマンションを購入して、5年目に結婚して、6年目に大きく値上がりました。
3500万円で購入した自宅用の新築マンションですが、一年で1000万円値上がりしました。
場所は埼玉県の戸田です。3LDK66㎡(約20坪)です。
その程度なら予想は出来ていましたが、そこからあと500万円上がり、購入時から1500万円値上がりしました。
3500万円で購入した新築マンションが一年半で5000万円になりました。
私は当時、そのエリアで新築マンションを売っていましたが、隣の部署で中古マンションを扱っており、担当者から売れた情報を直接聞いていました。
5000万円までは売る気持ちは無かったのですが、それから2ヵ月くらいして、近くで似たようなマンションが5500万円で売れた話を聞きました。
私は儲けが2000万円を超えれば売っても良いかな、と思いましたが、同時に東京都内のマンションを持ちたい、とも考えました。
(それがその後の失敗に繋がりますが)
私はさすがに戸田で20坪のマンションが6000万円を超えては売れないかな、と思い、一気に5800万円で売出しました。
いや、6000万円は超えると思うけど、そうなったらそれでも良いと思ってやはり5800万円にしました。
結果は
3日で売れました。
しかもオールキャッシュの買主さん。値引きなし。
その頃、都内板橋区で7500万円の新築マンションがあって、自分がその近くで売っていた9000万円よりもかなり安いこともあり、そちらを購入しました。
<夢は膨らんで>
自分では都内でマンションを持ちたい、という気持ちが強かったので、こうやってマンションを買い替えて行けば、1億円のマンションも持てる、と、当時は考えていました。
(これは、アメリカ人が自宅を買い替えて、最後は大きな家に住みたい、という思考と同じなので、今海外不動産を扱っている私には理解出来ます)
中国人の気持ちも同じようかもしれないですね。
後に次のマンションの売却では大きな損をすることになりますが、やはり、相場が高い時に売れた、ということは、同じ時期に買うと、それは高い買い物になる、ということです。
高く売ったら少し休むか、エリアを変える。
みんなが買わない時に安く買う。
この鉄則は株と同じですね。
調子に乗らない。
同じことはまたすぐは起きない。
これが一番大切かもしれないですね。
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