女性専門コーチ・ファイナンシャルプランナーの市川真由美です。
春になると街も華やかになってきますね。
私のオフィスは、女性のファッションが楽しめる銀座の中心にあります。
あまりファッションに興味のない私でも、街を歩くカラフルな女性を見ると
ウキウキしてきます。
そう!『視覚』は、気分を変える特徴をもっていますね。
初対面の場合、良くも悪くも見た目で印象が決まってしまうほど視覚は強く
影響するものです。
これは住宅も同じことで、物件の第一印象は購買意欲に大きく影響を与えます。
特に直感を大事にする女性にとって、その物件の見た目から感じる
嫌な空気感は、後々までのこってしまいます。
住宅購入の最終決定権は、女性が握っている場合がおおいので
嫌われたら大変!
ですから、住宅を売るために自分でできることの中でも
『物件の見た目を綺麗にすること』
に、ちからを尽くすことはとても大切なことです。
例えば、
・今の住宅をそのまま売却する予定なら、ピカピカに磨く。
・カーテンが古びているなら、とってしまった方がいいでしょう。
・水回りは特に目を光らせて、念入りに掃除し、使っていたトイレカバーや
マットやタオル類も取り除いていた方が、印象が良いです。
去年のことですが、同じマンションの同じ間取りの9階と10階で
同時期に2件売りにでるという事例がありました。
10階は掃除がいきとどいた部屋、9階はあまり掃除されていないことが
すぐに分かる部屋でした。
私は、両方の物件を内覧させてもらいましたが、10階なら多少高くても買う
9階は安くても買わない、と瞬時に思いました。
おそらく、9階の部屋を買った場合、プロにそうじを依頼し、気になるなら
壁紙を変えれば、10階と同じような部屋に生まれ変わったことでしょう。
そのための費用分くらい10階よりも安ければ9階を買ってもいいわけですが
一瞬の悪印象が原因となって、購入を見送った人がいたことでしょう。
最終的にどうなるのか注目してみていたところ、売却価格が数十万円も違い
その上、売却時期は4~5か月も違いました。
もちろん、10階が高い価格ですぐに売れ、9階が安い価格で4~5か月も
遅れての売却でした。
この2件の違いは綺麗かどうかだけ、やはり物件の見た目を綺麗にすることは
とても大切なことだと分かります。
それでは、もう住めない家が建っているけれど、そこの土地を売却したい
というような場合はどうでしょう?
新築して新しい家での生活が想像しやすいという意味では、解体をして
綺麗な更地にした方が、良い結果になりやすいのも想像できますよね。
古い壊れかけた家が邪魔をして、新生活がイメージしにくくなってしまったら
最終決断をくだすときの決心がにぶります。
このように、『物件の見た目を綺麗にすること』は、思った以上に売却結果を
左右するということを意識しておきましょう。
【東京/銀座】(株)ウーマン・ステーション代表取締役 市川真由美