マンションの空き部屋の解決策、民泊。高い回転率を維持できれば、賃貸マンションにするより収益性は高いです。しかし、民泊マンションも様々な問題を抱えているのも事実です。そこで今回は、民泊マンションの実態に触れ、民泊マンションは本当にお勧めなのか?に迫ってみたいと思います。
民泊マンションは儲かる
通常1か月80,000円の1DKの賃貸マンションを例にとってみると、賃貸マンションとして運用した場合、1か月80,000円です。ところが、民泊マンションとして運用した場合、稼働率75%で計算すると1か月23日×1泊10,000円で実に230,000円にのぼります。日用品の補充や清掃費用などのコストや運用を代行会社に依頼した場合は、運用代行費用が必要にはなりますが、これらを差し引いても賃貸マンションとして運用した場合と比べると収益性はかなり高いものになります。
民泊マンションの問題点
マスコミの報道などでご存知かと思いますが、民泊マンションの問題は多いです。法律面から見ると、旅館業法、建築基準法、消防法をクリアーしなければいけません。これらの法律をクリアーした物件でないと違法になってしまいます。さらに大きな問題として、マンションの他の住人とのトラブルがあります。宿泊するのが、文化、民族性が違う外国人であるため、騒音やゴミ問題、プライバシーの侵害などの問題が発生し、民泊継続していくには苦労します。また、こうした民泊に使われるマンションが数部屋あると、いざ、マンションを売却したくなった時に買い手がつきづらくなり、売却もさらには賃貸もしにくくなりやすいのです。
民泊マンションは本当にお勧めなのか?
収益面で見ると非常に魅力を感じる民泊マンションですが、多くの問題を抱えていることも事実です。先々売却や賃貸しにくくなることを考えると慎重に結論を出す必要がありそうです。もっとも、1棟丸ごと民泊マンションにすれば、他の住人とのトラブルが発生することはないでしょう。しかし、近隣住民とのトラブル発生も考えられます。いずれにしても、民泊をするとなると、宿泊者にルールを徹底させる策が不可欠になるでしょう。