不動産売却するには、不動産仲介業者を利用する方法が真っ先に頭に浮かぶと思いますが、もう1つの方法として、不動産買い取り業者に売却するという選択肢もあります。不動産買い取り業者に売却するというのはどうなのでしょうか?
不動産買い取り業者に売却するメリット
不動産買い取り業者に売却する最大のメリット、それはすぐに現金化できるということです。
不動産仲介業者に買い手をつけてもらうのを待っていると、いつ売れるのか分かりません。広告を打ち、すぐに売れてくれればいいのですが、買い手の希望にピッタリの物件か、よほど安く売るか、優良物件でもない限りすぐに売れるということは難しいでしょう。いつ売れるか分からないまま時間が過ぎ、仲介業者から価格を少し下げましょうと勧められ、買い手がついた時にさらに価格交渉をしていかなくてはならないのが一般的です。時間に縛られないのであれば、少しでも高く売れる可能性がある不動産仲介業者を利用すれば良いと思いますが、すぐに現金化したいとか、広告を打って周りの人に気づかれたくないという場合には、不動産買い取り業者に売却するというのも良いでしょう。
また、不動産買い取り業者に売却する時は、仲介手数料がいらないというのもメリットの1つですし、買い手が不動産業者なので、無条件に瑕疵担保責任の適用はありません。瑕疵担保責任とは、不動産の売り主は、不動産を売却してから1年間は、売却不動産に関する欠陥や不具合に対し責任を負うというものですが、買い手が不動産業者の場合には適用されないのです。
不動産買い取り業者に売却するデメリット
不動産買い取り業者に売却する場合のデメリットは、売却価格が安いという点です。もちろん物件や業者によりますが、仲介業者利用の場合と比べ1~3割程度は安くなる覚悟が必要です。不動産を売る以上、不動産売却価格は非常に大事な要因です。
不動産買い取り業者と仲介業者、どちらがいいのでしょうか?
不動産買い取り業者と仲介業者のどちらを選ぶかは、時間と価格を天秤にかけ、あなたが置かれている状況に照らし合わせて決めると良いでしょう。