ここ最近、不動産業界でもIT化の進歩がめまぐるしく、消費者にとってもかなり便利なものへと移り変わってきています。
そもそも、不動産業界はデジタル化が他の業界と比べてかなり遅れているといわれていました。
しかし、ここに来て他の業界にも引けを取らないぐらいIT化が進んできているのです。
では、不動産業界のIT化が進むことでどのようなメリットがあるのでしょうか。
人件費や管理費などが削減できる
現在の法律では、賃貸契約を結ぶ際に契約者は不動産会社へと必ず足を運ばなければなりません。
そこで宅地建物取引士によって、契約における重要事項の説明を直接受けなかればならないのです。
これは法律で決められていることで、この宅地建物取引の資格を持っている人でないと重要事項の説明ができないのです。
しかし、この先さらにIT化が進んでいけばインターネットのテレビ電話などで重要事項の説明が受けれることになるかもしれません。
それが可能となれば契約者はとても楽になりますし、不動産会社自体も無駄な人件費や管理費などの削減へとつながることになるはずです。
とはいえ、直接顔を合わせていないため何かしらのトラブルはどうしても出てくるでしょう。
その懸念材料さえクリアできれば、近い将来テレビ電話などで賃貸契約が結ばれる日がくるかと思われます。
IT業界からの新規参入
不動産業界もIT化が進むと同時に、ITというものを武器に新しいサービスを展開しようと新規参入してくる企業が増えてきています。
ちなみに、ITの代表ともなるヤフーとソニー不動産は新しく業務提携をする運びとなりました。
日本でも一番となる不動産サイトのヤフー不動産では、不動産の買主と売主の間に仲介を入れずに個人間で取引ができるサービスを始めたのです。
仲介がない分、仲介手数料というものが一切かからないということから10万人近い会員の数が存在しています。
ですので、これからはIT技術を駆使すれば無駄なコストを大幅に削減ができるようにもなることでしょう。
後、不動産の価格が一目でわかるサイトも誕生しています。
普通の人であれば、所有している不動産の価格というものを知ることは難しいと思います。
実際に不動産会社に査定してもらうことになるのですが、これに関しても不動産会社によって価格の評価もバラバラというのが現状でもあるのです。
しかし、サイトを見て一発で所有している不動産価格がわかればこんな楽なことはありません。
そうなれば、気軽に不動産売買がしやすくなるのではないでしょうか。