これから土地やマンションを購入しようと思っている人にとっては、2017年の住宅ローンの動向がとても気になるところだと思います。

ちなみに、昨年2016年の8月には過去最低の金利を更新しました。

とはいえ、これからもさらに金利の変動はあるというのは間違いないでしょう。

 

 

長期金利が上がった理由

 

 

2017年、長期金利が上がったとされています。

この長期金利とは、お金を貸し借りする期間が一年以上の場合の金利のことをいいます。

ちなみに、企業の設備投資や個人の住宅投資に関して大きく左右されてもくるのです。

そこで、この長期金利が上がった理由として2つ存在してくるといわれています。

アメリカの新大統領ドナルド・トランプ氏への期待先行と欧州の国債購入額の縮小、この2つになるのです。

まずはトランプ氏の期待先行なのですが、これに関してはこれから株価が上がるという期待の現われ以外の何ものでもありません。

ということで、国債のような利回りの低い債券はさっさと売ってしまって、違う株を買う人が増えているということです。

となれば国債の債券の価格は下がり、他の株の価格が上がってしまうということになるのです。

次に欧州の国債購入額の縮小になるのですが、昨年の128日に欧州中央銀行が4月から国債を大量に買い取る量的金融緩和の規模を縮小する決定をしました。

これに関しては直接関係はないとされていますが、同じように日本でも国債を買う人の数が減り、そのまま日本国債の価格が下がるのではないかという見解が予想されているのです。

 

 

国債の価格と金利の仕組み

 

 

国債の価格と金利の仕組みについてなのですが、まず簡単にいいますと国債の価格が下がると金利は上がり、国債の価格が上がると金利は下がる、という仕組みだけはまず理解しておかなければなりません。

要するに、債券の価格と金利は反比例だということです。

巷では色々と噂をされていますが、今現在の動向としては日本国債がたくさん売られることになったため債券の価格が下がっています。

ということは、同時に金利というものが上がってきているということになるのです。

 

 

2017年以降は?

 

 

日本国債が売られ続けるというのは、これからの将来へとつながっていきます。

正直なところ、こういったことがいつまでも続くとは思いません。

いつかは裏切られるという形になり、債券を一斉に買いだすことになります。

そうなれば、逆に金利というのは下がり続けていきますので、今現在とは全く逆の展開へとなっていくことでしょう。

 
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