昔は、引っ越し先へのご近所さん挨拶というものは必ずといっていいほど必要なことでした。
その際に持っていくものの定番といえば引っ越しそばです。
ですが、最近は引っ越しそばを持って引っ越しの挨拶に来る人なんてほとんど見なくなりました。
そもそも、一人暮らし用の小さな物件であれば引っ越しの挨拶すらないのが当たり前にもなっています。
とはいえ、近所付き合いを円満にしていくためにはせめて引っ越しの挨拶ぐらいはしておいたほうがいいようにも思えます。
引っ越し前にも挨拶は必要
新しい引っ越し先へのご近所さん挨拶も大事になりますが、その前に今住んでいるご近所さんへの挨拶もここでは必要になってきます。
まず、引っ越し作業中というのは何とかと周りも騒がしくなりますし、何とかと迷惑を掛ける恐れもあります。
そういった騒音などのトラブルを避けるためにも、一言挨拶をしておくということが大人としてのマナーではないかと思われます。
後、特に仲の良かったご近所さんには引っ越しの挨拶と同時に、何かしらの粗品は持っていくのが一つの礼儀でもあります。
今までお世話になったお礼も込めて、決して高価なものでなくてもいいので何かしら持っていったほうが喜ばれるでしょう。
今後の付き合いにも何かと影響はしてくるものです。
昔の定番は引っ越しそばだけど現在は?
引っ越しのご挨拶には引っ越しそばというのが昔の定番でしたが、現在の定番とは一体何なのでしょうか。
最近では、菓子折りやハンドタオルといったあたりが定番になってくるのではないかと思われます。
ですが、これも今となっては定番中の定番になっていますので、あまり喜ばれるものでもないように感じます。
たとえば、地方からの引っ越しや地元からの上京といった場合、その土地の特産品なんかはすごく喜ばれるのではないでしょうか。
同時に顔や名前なども覚えられやすいという特徴があるはずです。
そこで注意が必要になるのですが、もらったほうが引くような高価なものだけは絶対に避けなくてはならないのです。
せめて500円程度、高くても1000円以内には抑えておいたほうが無難だといえるでしょう。
どこまで渡すべき?
ご近所さんといえども人によっては定義が全然違ってきます。
ちなみに、この場合であればどのあたりまで引っ越しの粗品を持っていけばいいのでしょうか。
まず、マンションやアパートの場合であれば、両隣とその上下に持っていくのが一般的な理想だとされています。
しかし、最近では両隣だけにしている場合もあるようです。
そして一軒家の場合、両隣からその前の家、さらにその両隣ぐらいまで挨拶をしておけば何の問題はないかと思われます。
最近では引っ越しの挨拶さえする人が少なくなってきた世の中ですので、逆に挨拶をしておくことでかなりの好印象を与え、ご近所付き合いに関しても円滑に行うことができるのではないでしょうか。