ローコスト住宅とは、その名の通りお金を全然かけていない住宅ということになります。
普通の人は、ローコストで家が建つならそんな嬉しい話はないはずです。
そもそも、このローコスト住宅にはどういったメリットやデメリットがあるのか気になるところでもあります。
それらを天秤にかけることによって家の建て方にも変化が生まれてくるのではないでしょうか。
メリットは?
ローコスト住宅を建てる最大のメリットは、やはり何といってもお金がかなり安く済むということで、ローンの返済金額も少なければ完済に関してもいち早く到達できるということが一番に挙げられます。
ということから、決して高所得者でなくても家が購入できるということなのです。
そして他のメリットも挙げてみたいところなのですが、正直な話これ以上のメリットが存在しないというのが現状でもあります。
質の悪さは否めない
ローコスト住宅のメリットを上記で挙げてみましたが、お金が安く済むということ以外何も出てこないというのが現状になってきます。
では、逆のデメリットにはどういったことがあるのでしょうか。
まず、お金をかけられないということから質の悪さだけはどうしても否めません。
建築費用を削るということが大前提になりますから、どうしても家の質が落ちるのは当然のことでもあるのです。
後、快適に過ごすための基本性質というのもかなり損なわれてきます。
たとえば、夏は暑い、冬は寒いといったことが当然のように起きてしまうのです。
基本的に、住宅の快適さというのはどんなに優秀な冷暖房機器を使ったとしても、断熱・気密・換気という3点をしっかりと考えないことには難しいものでもあるのです。
その結果、安く家を購入したはいいが、毎月の光熱費がバカにならないぐらい高くなってしまうのです。
安物買いの銭失いという言葉がありますが、ローコスト住宅はまさしくその言葉に近いものではないかと思います。
結局は後悔するのみ
家に帰りたくもないようなマイホームに住み続けるにはかなりの根気が必要となってきます。
それぐらいのことがローコスト住宅にはいえるのです。
ちなみに、ローコスト住宅を購入して満足する人はほとんどといって皆無だといわれています。
満足していないということは、ただただ後悔をしているということです。
家というのは人生最大の買い物といっても過言ではありません。
100円の安い靴下を買って、その靴下が破れた場合は何の感情もなく捨てれます。
それは100円というかなり安い金額しか使っていないからです。
いくらローコスト住宅といえどもウン百万円~ウン千万円は使っているはずですので、そう簡単にその家を捨てることはできません。
そうならないために、金額をかけなければならないところにはしっかりとお金を使わなければならないのです。