不動産取引を行う際、不動産会社に支払う金額のことを仲介手数料といいます。
この仲介手数料というのは、不動産会社が取引を成功させたという成功報酬のようなものであります。
この仲介手数料には限度額というものが法律で定められており、その上限ギリギリまで引き上げて取引するのが実際の常識でもあるのです。
とはいえ、仲介手数料の計算方法というのは意外に知られていないものになります。
では、仲介手数料の計算方法というものはどういった方法になるのでしょうか?
知らないと損をする
仲介手数料というのは、取引が成立した際に仲介業者に支払う手数料となります。
大体の仲介業者は上限ギリギリまで手数料を引き上げ、物件次第では数百万円になることも。
ですので、この手数料の計算方法というのを知っていると知らないでは、初期費用の時点でかなり損をする恐れもあるのです。
また、中には上限を超えて提示してくる悪徳の仲介業者も存在しており、万が一そのまま契約が成立してしまえばただの損でしかなりません。
そうならないためにも、最低限仲介手数料の計算方法は知っておいた方がいいのではないかと思われます。
仲介手数料の計算方法
仲介手数料というのは、宅地建物取引業法によってルールが定められており、不動産の売買価格によって変動してくるのです。
売買価格(税抜)200万円以下にかかる手数料は5.4パーセント。
売買価格(税抜)200万円以上~400万円以下にかかる手数料は4.32パーセント。
売買価格(税抜)400万円以上にかかる手数料は3.24パーセント。
以上のように変動されてきます。
ですが、これだけ見れば小数点もかなり多いですし、計算自体かなり複雑になり間違いも起きやすくなります。
そこで、簡単な計算式というのが実際には存在してくるのです。
(売買価格(税抜)×3パーセント+6万円)×1.08(消費税)=仲介手数料
という計算式になります。
ちなみにこの6万円というのは調整用の数値となり、どのような場合でも6万円となるのです。
たとえば1000万円(税込)の物件を購入した場合は、(1000万円×0.03+6)×1.08=38.88万円が仲介手数料となってきます。
決して難しい計算式ではありませんので、不動産を購入する際にはこのように計算をして、実際に仲介手数料がいくらかかっているのかを把握できます。
購入費用の目安にもなりますし、万が一のトラブル回避の元ともなります。
不動産購入というのは決してお安い買い物でございません。少しでもお得な金額で購入し、浮いたお金で別のものにお金をかけるというのも一つの選択肢になるのではないでしょうか。