注文住宅で家を購入する際、自分の思い描いている家に近いものがつくれますので、そこまで失敗はないような気もします。
とはいえ、100パーセント失敗はないということも言い切ることはできません。
そこで、注文住宅で家を購入する際の失敗しないつくり方というのを知っておくだけで後悔という点の回避はできるのではないかと思われます。
家づくりの流れを知る
家づくりの全体像を把握するということは、必ず家づくりをすることにとても役に立つはずです。
たとえば、「トイレは最低2箇所設置したい」という希望に対して、そこばかりに気を取られて家づくりをしてしまったばかりにアンバランスな家が完成してしまっては何の意味もありません。
このケースというのは、長い家づくりを線で表すと、「トイレは最低2箇所」というのはただの点しかないからです。
点に集中しすぎてしまうと、全体の線がうまく描けなくなってしまうのです。
ですので、点ばかりを見ずに家づくりという線の流れをまず意識しなければなりません。
間取りや広さも失敗になるポイント
家づくりの一番の基本は間取りになります。
いくら注文住宅であってもこの間取りで失敗する人も決して少なくはないのです。
部屋と性質に広さが合っていない、動線がうまくマッチしていないなど、それなりに失敗になる部分は存在してくるのです。
そして、最初から子供部屋を決めてしまうのも失敗するリスクになってきます。
後、明るいだけの寝室を広く取ってしまうと、その他の場所が犠牲になるということも忘れてはなりません。
きちんと広さを決めるべき部屋、柔軟に仕切りを設けるべき部屋というのを決め、暮らしに合わせられる空間というのも用意しておいた方がいいでしょう。
問題を回避するには、「誰がどこにどれぐらいの時間いるのか?」ということをじっくり検討する必要があるのです。
防犯面での配慮
窓が多いお部屋に憧れる人は決して少なくはありません。
ですが、防犯面に関していえば決して安心感が持てる家だということはいえないのです。
人が侵入してくるという心配だけでなく、人の目が気になりやすいというプライバシーの問題にもつながります。
窓というのは、家族が外部の景色と触れ合うところですので、外部からも視線が入りやすいということなのです。
とはいえ、防犯面ばかりに気を取られていては窮屈な家になりかねません。
開放的な家でありながらもプライバシーもきちんと守られている家というのはとても理想的な家でもあります。
それに必要になるのがバランスが保てている家ということです。
こればかりは専門家の力が大きく左右してきます。
自分のわがままばかりを押し通す家づくりとなると、どちらかに傾きすぎるという傾向があることは忘れてはならないのです。
これに加え予算の問題、設計者や建築家、工務店などの相性なども大きく左右してきますので、注文住宅で家を購入する際には全てのバランスが合ったつくり方が重要となってくるでしょう。