土地は1つとして同じものはない
不動産売却においては他との差別化をいかに行うかが勝負の分かれ目でもあります。土地の場合は1つとして同じものはないことから、その価値には明確な差が生まれます。ではどのような点が土地の評価につながるのでしょうか。一番分かりやすいのは、どれくらいの広さでどのような形状をしているのかです。広い敷地で南東角地にあるような土地は狭い土地に比べて非常に評価も高くなりますし、正方形や長方形の方が、変形した形状の土地よりも評価が高いのは想像できるでしょう。また、学区という点でも差が生まれることがあります。かたや評判のよい小学校の学区内にあるのと、そうでない場合ではやはり前者の方が評価はあがる傾向にあります。
土地の評価はそれだけではない
土地の場合、その場所がどういうエリアなのか、用途地域によっても差が生じます。例えば、第1種低層住居専用地域に属する場合、現状ではコンビニも含めて商業施設が建てられないエリアとなるため閑静な住宅街となっていることがほとんどです。これに対して第2種低層住居専用地域の場合は商業店舗も建築ができるようになります。そのため活気に満ちているという反面、騒々しさも出てしまうといえるでしょう。
その他、駅からの距離や交通機関の整備状況などによっても差が生まれます。また、食品や日用品の購入に便利なスーパーが近くにあるなどの点も土地の評価を上げることのできる要因ですね。また、近くにマンションなどの高層建築物があるような場合は、日照に難があるというようなことで、評価がマイナスに働いてしまうこともあります。このように土地の場合はマンションと比べても評価に差が生じやすいといえます。用途地域を確認するとともに、ちょっとしたことでも評価に変化が生じることを覚えておきましょう。用途地域はそれぞれの自治体のホームページ等でも確認することができますよ。調べてみると、「実は自分の家は特別用途地区に含まれている!」なんていう情報を得ることができるかもしれませんね。