不動産オークションを活用しよう
中古物件を高く売るにはどうしたらいいのでしょうか。より高く売却するという意味ではオークションにかけるという選択肢も考えられるでしょう。「えっ、家もオークションにかけられるの?」と思った人も少なくないかもしれません。確かに不動産のオークションというのはあまり聞きなれていないかもしれませんが、日用品や家電など中古品をオークションにかけたことはありませんか。全く同じシステムではないにしても、分かりやすく言うとそのような感じで不動産にもオークションがあるのです。仕組みとしては、ある中古物件をオークションにかけることにより、一番高い値をつけた人が落札することができるという入札制度になります。
個性のある物件が高く売れることも!
不動産会社の仲介で売却を進めている場合、中古物件で個性があるものは敬遠されがちです。しかし、この不動産オークションでは全く逆の効果が期待できます。万人受けする物件よりもむしろ個性的な物件に入札者が多く現れるという傾向があるようなのです。入札者が多ければ多いほど高値がつくというわけではありませんが、競り合った末にそういった結果になる可能性は十分にあります。不動産業界では査定価格はおおよそ相場価格と一致しますが、オークションの場合は相場のみで判断されることは逆に少なくなります。買い手がどれくらいの価格までなら購入できるかで決定するわけですので、買い手にとって適正な価格で売れる訳です。相場価格ではなくどれだけ物件に個性があるかが価格の判断基準になるかもしれません。入札に参加する人はその物件がどういうものかあらかじめ知っているので、その個性に興味のある人だけが入札に参加します。オークションでは個性のない物件は殆ど入札されないというような事態も起きることもあります。誰もが無難と思うような物件は「オークションで買いたいもの」ではないからです。このようにオークションでは万人受けする物件が敬遠されてしまうこともあるようです。