うまくいく不動産売却までの道のりとは
不動産売却は、今日売りに出して明日すぐ売れるというように簡単に行くことはごくまれなことです。通常、売却するまでには、最低でも数カ月の時間がかかることを覚えておきましょう。売却するまでには一連の流れもありますので、ここで簡単に解説していくことにしましょう。まずは全体の流れをつかんでおくことが必要です。初めに行うのが、不動産会社に売却する意向を伝え、物件の査定をしてもらいます。売却相談と査定は同時でも構いません。どこの不動産会社が信頼できそうか判断することが必要ですが、複数の不動産会社に査定をしてもらい、その中で決定していきましょう。
媒介契約と売り出しを開始していきます
どの不動産会社と契約するか決まると、いよいよ売却に向けて加速していきます。まずは、依頼を正式に決定した仲介者と媒介契約を締結します。こうして、物件の広告によるPR活動をしてもらったり購入希望者を探してもらうことになります。また、媒介契約に際して物件をいくらで売り出すのかを決めていきます。勿論不動産会社の査定価格も参考になりますが、自分でも相場の価格を調べておくと、より適切な売価を決めることができますので事前の準備が必要と言えます。こうして売却価格などが公開されると、購入希望者が出てきます。ここからは、実際の交渉がスタートします。つまり、購入希望者による値下げ交渉などがあることも念頭に入れておきましょう。公開している価格よりも高くなることはまずありえません。そして価格がうまくまとまれば、買い主と売買契約を結ぶことになります。
最終段階。決済から登記、引き渡しへ
こうして売買契約が結ばれると、いよいよ売却も終盤です。買い主からの売却代金の受け取りと並行して、物件の所有権を売り主から買い主へ移転登記します。登記が移転されて、物件の引き渡しが行われて終了となります。このような流れで行われる売却ですが、売り出しから売却までには数か月かかりますし、大半は思い描いていた通りに進まない物なのです。出来るだけ高く、そして早く売りたいという気持ちもあると思いますが、まずは購入希望者と合意できるラインがどこにあるかを見極めるのが大切です。