自分の目で見て確かめてみましょう
不動産経営を始める際に最初にやっておきたいことのひとつに市場調査があります。市場調査をするにあたっては、マクロな視点とミクロな視点の両方から行うようにします。まずマクロ的な視点というのはどのようなことを指すのでしょうか。これは、国土交通省の建築着工統計等で見ることのできる賃貸住宅の新規着工件数のことなどです。これに対してミクロ的な視点とは、周辺のエリアで需要のありそうな間取りやその広さなどを調べることを指します。賃貸住宅の将来について予想するためには、社会全体の動向も必要ではありますが、都市部と地方ではその性質が違うケースが大半のため、どちらかと言えばミクロ的な視点で調査をしていくことがより重要です。それでは、自分でできる調査の方法とはなんでしょうか。まずは、近隣エリアを実際に歩いてみることです。周りを歩いてみることで、他の賃貸物件の空き状況や世帯状況などが分かる場合もあります。また、空き室が多い賃貸アパートなどがあった場合は、そのエリアにその物件がなぜミスマッチなのかを考えてみましょう。それを反面教師として参考にすればいいのです。次に、賃貸住宅の管理・仲介を行っている不動産業者にその周辺の入居者がどのようなニーズを持っているのか聞いてみるのもおすすめです。間取りや外装だけでなく、相場の家賃や敷金礼金などについても知ることができ、実際に経営した際のおおよその収入も予測できるからです。
駐車場経営を成功させるための視点とは
自分が実際にドライバーとなった場合に、どのような駐車場であれば使いやすいのかを想像してみることです。では、どのような駐車場が望まれているのか考えてみましょう。料金が安い、駐車場が大きい、営業時間が24時間、目的地に近い、清潔感があるなどの理由が考えられます。勿論これだけではありませんし、個人のニーズは人によりさまざまでとらえるのは難しいと思うかもしれません。しかし、よく考えてみましょう。その土地だからこそのニーズというものが存在するはずなのです。駅から近ければ入りやすい、他より安い、自走式で止めやすいなどのニーズが考えられます。また、駐車場料金の設定も収入に大きく関わりを持ってくるので慎重に検討が必要です。駐車料金については管理や運営を行っている管理会社に確認をしてみるといいでしょう。時間貸しの場合は、周りがどれくらいで設定しているかを参考にすることができます。