相場より安すぎる物件には要注意
売却物件を探していると、明らかに相場よりも安すぎる物件を目にすることがあります。この場合は、①値段が間違っている②オーナーチェンジ物件などの特殊な物件③事故物件の3つのうちいずれかであることが想定できます。勿論この他にも理由がある場合があり、室内がボロボロすぎる、無理のある増改築がされているなどといった時なども相場よりも安く売りに出されていることがあります。①のケースは4000万の物件が400万となっていたり、1500万円の物件が1000万などとされているケースです。②は賃貸中の物件が売りに出されているケースなどです。毎月の賃料からざっと計算することでどれくらい安く売りに出されているかがわかります。③最後に事故物件ですが、どのような場合が事故物件となるのでしょうか。
どのようなものが事故物件に該当するのか
物件そのものには何も問題がないのに安すぎるという場合には事故物件であることが多くあります。売りに出されている物件が事故物件かどうかは販売図面を見ると基本的に分かるようになっています。備考欄に告知事項有りと書いてある場合は、ほとんどが事故物件であるといえます。また、物件売買の際には物件状況報告書という書類が作成され、その中に様々な情報がふくまれています。たとえば、雨漏りがあるとか、地盤沈下、白アリ被害などがそれにあたります。ここで告知事項有りなどとしておき、問い合わせに対応する形で事故物件であることなどを伝えるという形も見られます。事故物件とはどのようなものを指すのかということですが、分かりやすくいうと、自殺、他殺、不審死、変死、焼死、死後期間をおいて発見などの場合に該当すると言われています。また、このような事故物件や物件内で何らかの問題などがあったことを、心理的瑕疵があるともいいます。物件の構造などには特段の問題がないものの、心理的には入居するに際して支障があると考えられるため、心理的瑕疵のある物件と言う訳です。