一人暮らしにおススメな1Kと1Rの賃貸アパートですが、不動産におけるRとKの違いについてご存知ですか? 似ているようでけっこう違う、この二部屋についてご紹介します。
1Kと1Rは一人暮らしを始める人におススメ
新大学生や新社会人が初めての一人暮らしをする際、部屋の家賃はできるだけ安く抑えたいと考えることでしょう。
自然と集まるのが、「1K」や「1R」の物件情報かと思います。
ところで皆様は、この1Kと1Rの違いをご存じでしょうか。今回は意外と混同されているこの二つの部屋の違いと、初めての一人暮らしにピッタリな部屋の選び方を紹介します。
1Kと1Rの違いとは
1Kと1Rの違いを一言で説明すると、キッチンが壁で隔離されているかどうかです。
1Rとは1「ルーム」の意味。キッチンも含めて一部屋にまとめられています。ちなみに部屋の間取り図が描かれたチラシなどに「1R6帖」などと書かれているのを見たことはありますか? 1Rの場合、この6帖はキッチンも含めた広さになります。意外と知られていないことですので、ぜひ覚えておきましょう。
一方、1Kならばキッチンと部屋が隔離されています。「1K6帖」ならば、キッチンを除いたリビングが6帖になります。
1Kと1Rそれぞれのメリット
1Kと1Rを比較したとき、部屋の広さは1Rの方が広いという傾向にあります。しかし、部屋の広さだけで住まいを決めるという方は少ないことでしょう。そこで1Kと1Rのメリットを紹介します。
まずは1Kのメリットです。
・リビングでのエアコンの効きが早い
・料理の臭いやトイレの音がリビングに届かない
・収納スペースが広い傾向にある
続いて1Rのメリットです。
・エアコンの風がキッチンまで届く
・ロフト付きの部屋が多い
・駅に近い傾向にある
以上のことをふまえて、自分がどのような一人暮らしをしたいのかイメージしながら部屋を選ぶと良いでしょう。
家賃は給料の3分の1以内に
一般的に言われるのは、家賃は給料の3分の1以内に抑えるのが望ましいということです。学生や社会人を始めたばかりであれば、貯金も決して多くはないでしょうし、家具や生活必需品などを揃えるのにもお金がいります。可能なかぎり抑えられるものは抑えたいところです。
ちなみに新人サラリーマンの場合は、全国平均初任給が約20万円。大学生ならば時給900円のアルバイトを一日5時間週三日入って約55000円です。サラリーマンならば65000円以下、学生ならば親の仕送りも鑑みて4万円以下が望ましいでしょう。
都心から少し離れれば見つけられる優良物件
都心内に職場や学校があるなら、通勤通学時間や移動費も考慮して、部屋も都心かその近郊が良いと考えるかもしれません。しかし、都心や近郊の部屋は人気が高く、値段の割に狭かったりします。ちなみに渋谷・新宿エリアでは1Rでも80000円前後の部屋というのがザラです。
ちなみに80000円あれば、郊外であれば一軒家が借りられるでしょう。さすがに一人暮らしに一軒家は手に余りますが、郊外ならば30000円以下で1Kや1Rを沢山見つけることができます。
都心まで30~40分でいける周りの県で、一度新居を探すことをオススメします。