誰かが部屋を退去するたびにその部屋を綺麗にするハウスクリーニング業者さん。新しい入居者が引っ越した先の部屋で気持ちよく新生活を始められるのも彼らのおかげです。その仕事内容に迫ります。
引っ越し業界の影の功労者
内見や引っ越しをした先の物件はいつもピッカピカですよね。これもハウスクリーニングの業者さんが細かい所まで掃除してくれたおかげです。
ところで皆さんは、ハウスクリーニングの方々がどんなふうに部屋を掃除しているかご存知ですか? おそらくほとんどの方が知らないかとおもいます。
今回はあまり知られていない、ハウスクリーニングの業務内容を紹介します。
部屋掃除のプロフェッショナル
ハウスクリーニング業者は特殊な専用洗剤や最新の機器を使って、どんな汚れも除去する専門家です。賃貸物件を掃除するのはもちろん、大きなビルのオフィスや病院、公共施設の掃除も請け負います。
また、部屋の全体のみならず、キッチンのみやトイレ浴室などの水回り、エアコンなどといったようにピンポイントに清掃してくれたりもするのです。
身体が資本! バリバリの肉体労働
ハウスクリーニングは部屋まるごとを掃除するので、かなりの体力が必要です。また、重い機材や古い壁紙にマットレスなどを運ぶので力もいります。まずはこの二つがないと、仕事を続けるのが大変です。その後に、掃除の際の技術や洗剤の専門知識が必要になってきます。
個人営業主のハウスクリーニング業者は少なくありません。彼らはおよそ一年以上他の会社で修行してから開業したという傾向にあるようです。
働いている人達や収入は?
ハウスクリーニングはアルバイトから入る人が多いようです。この業界の魅力は未経験でも問題なく入ることができ、そのうえ需要が沢山あることでしょう。さらには業務内容も単純作業が多く、仕事内容を覚えやすいという魅力もあります。
一方収入の方は月18~20万円ほど、年収は200万円前後が平均のようです。しかし、自分でハウスクリーニング業務を開業すれば話は少し変わってきます。頑張れば頑張るほどに月収は伸び、中には月に70万円を稼ぐ人もいます。
ハウスクリーニングに資格はある?
ハウスクリーニング業務にも資格はあります。無くても業務に支障はありませんが、持っていることでキャリアアップにつながります。ハウスクリーニングの資格は主に以下の三つです。
・建築物環境衛生管理技術者
2年以上の実務経験で受験できる国家資格です。合格率はわずか二割りと、かなりの難関になっています。
・ビルクリーニング技士
3年以上の実務経験で受験できます。学科試験と実技試験の両方に合格すれば、資格を取得できます。合格率はおよそ6割です。
・清掃作業監督者
正社員の清掃員として勤務した経験をもち、ビルクリーニングに関わる資格や建築物環境衛生管理技術者免状の交付を受けている必要があります。講習会に参加すれば取得できる国家資格です。
ハウスクリーニング業者さんは、引っ越し以外でも家の清掃の依頼ができる会社があります。エアコンなどの清掃でお困りならば、相談してみてはいかがですか?