こんにちは!社長さんたちの資産を分散投資するお手伝いをしています、Office with U代表の早川ゆうきです☆
下手くそなギャグタイトルになりましたが(笑)
今回は、場合によっては数百万円以上売却価格が変わる、かなり真面目なお話です^^
皆さんは、もし「物件を売却しよう!」と思ったら、何社に査定を依頼されますか?
売主さんにとっては、少しでも高値で売れた方が嬉しいですから、
数社に査定をしてもらった結果、一番高かった不動産会社を選ばれるのではないでしょうか^^
しかし、残念ながらその「高値」を信じたために、
相場よりも「安値」で売却しなければいけなくなるケースもあるんです。
査定の価格は3つある!?
①買取査定(安値)
査定した買付業者さんにそのまま買い取ってもらう価格。
相場より2~3割ほど安くなりますが、売却を急いでいる方にはオススメです。
②標準査定(平均値)
「だいたいこの価格~もう少し高値で売れるだろう」という現実的な査定。
③販売査定(高値)
「売れるかもしれない」「可能性はありますよ」という、相場よりも高い価格の査定。
注意が必要なのは、この3つ目の「販売査定」(高値)です。
この査定、実は「売れるかもしれない」という可能性を提示するだけの、言うなれば言ったもの勝ち価格なのです。
では、なぜ不動産会社はこの現実的でない価格を出すのでしょうか?それは、
売主から「専任媒介契約」を取りたいからです。
※専任媒介契約とは
「契約した会社以外の仲介では売りません。」という契約。
売主は1社のみと契約ができ、3か月間効力があります。
(売主が直接買主を見つけた場合は売却可)
不動産会社が欲しいのは両手取引!!
まず不動産会社は、高値の査定を出すことで「売主」の専任媒介契約を取ります。
しかし、当然ながら相場よりも高い価格のため、そのままでは買い主が見つかりません。
すると、次にその不動産会社は、売主に「買い手がつかないので、価格を下げましょう」とアドバイスします。
大切なのはこの時の「値下げ額」です。
不動産会社の立場からすれば、売主と買主、両方の担当をすることで、
両者から手数料をもらうことが利益を増やすことになります。
売主さんはすでに専任媒介契約をしておりますので、
担当者の意識はもう片方、買い手側へと移ります。
そこで不動産会社は、自分たちが買い手を見つけやすいように、
この値下げのタイミングで売主に「相場よりも安い価格」を提案するのです。
これで晴れて不動産会社は、両手取引分の手数料を売り上げることができますが、、、
これでは、何もわからぬまま、通常より安く物件を売却させられた売主はたまりませんね^^;
これは倫理には反するように見えますが、違法ではありません。
現在はこれを取り締まる法律はなく、実際に不動産業界ではよく見られる手法です。
一見、「専任媒介契約をしなければ良い!」と思いがちですが、
それはそれで他の不都合が出てしまいます。
では、どうすれば良いか?
とても単純な結論なのですが、結局はたくさんの会社で査定を出してもらうことです。
この問題が起こる一番の原因は、売主側が「本当の物件価値」を知らないことです。
物件の本当の価値がわかれば、不動産会社の提案する値段が「適正価格」であるか、判断することができますよね☆
ところで、、、
今回の話、まるで不動産会社さんて悪い人ばかり!?(゚o゚;; という感じですが、
決してそんなことはありませんので、ご安心ください^^
良い業者さんもたくさんいますので、
ぜひたくさんの選択肢を持って、納得できる取引をして頂ければ幸いです☆