一定期間固定金利と長期固定金利は何が違うの?
住宅ローンの金利には短期の変動金利や、一定期間固定金利になる商品と、15年以上の長期間にわたって金利が変わらないものがあります。短期の変動金利は半年ごとに利率が見直されます。一定期間固定金利のものは、1年、3年、5年、10年と一定の期間、金利が固定され固定期間が終わると、終わった時点での金利が適用されます。長期固定金利は借入期間の間ずっと変わらないという解釈になります。返済期間は一般的には35年ローンが主流になっていますが、返済額に余裕がある場合や、借入時の年齢によって返済期間が15年、20年、25年という場合もあります。
一定期間固定金利を選択するメリットは?
一定期間の固定金利型の住宅ローンを選択するにあたってのメリットは、変動金利よりも低い金利で、一定期間の金利が固定になります。金融機関によって金利のバラつきがあるものの、一定期間の年数が短ければ短いほど金利が低くなりますが、一定期間終了後はその時点の金利に移行します。その時の金利が借入時より低くなっているのであれば問題ありませんが、借入時より高くなっている場合には返済額が大きくなってしまいます。選択した期間の間、変動金利よりも低い金利で借入できることが一番メリットだと思います。余裕がある場合は一定期間の低い金利を利用し、返済しつつ繰上返済用に貯蓄しておき、一定期間終了後に繰上返済をすることで、たとえ金利が上昇していても、元金を減らすことで多少のリスク回避ができます。
一定期間固定金利を選択するデメリットは?
一定期間固定金利を選択するデメリットとして、特約期間終了後の金利がとても高くなってしまいやすいこと。一定期間固定型を選択した場合、期間の年数が短ければ短いほどその間の金利が低いので返済金額が少なく済みます。ですが特約期間終了後にとても高い金利になり返済金額が跳ね上がってしまうケースもあるので注意が必要です。