(画像=写真AC)
④福祉施設
近年、ニーズが高まっているのが福祉施設としての活用です。認知症の人や、障がいのある人が入居するグループホームが代表例です。
社会福祉法人やNPO法人などの借上げ契約が多いため、所有者には一括賃貸できるというメリットがあります。借上げ側にとっても既存の建物を利用することで、賃料が抑えられるメリットがあり、双方の利害関係が一致しやすいケースと言えます。
反面、周辺住民の理解が必要になるケースも多く、十分な事前調査や調整が必要になります。
⑤非住宅
空き家問題を考える時、①一戸建て貸家や②シェアハウスでは、世帯の移動が生じるだけで、この問題の根本的な解決にはなりません。
空き家問題の解決手段の一つとして注目したいのは、住宅ではない活用方法、すなわち「非住宅」としての活用です。
次回は、非住宅の活用手法や、具体的な事例を紹介します。