私の友人は、東京郊外に新築の建売住宅を購入しました。駅からはバスで10分ほどかかるものの、駐車場が2台分ある3階建ての家でした。1階がリビングで2階は夫婦の寝室がメイン、3階は子供部屋がメインという素敵な家です。ただ、洗濯物を干す場所が子供部屋のある3階で、洗濯機置き場が1階というのはちょっと大変そうでしたね・・・。
さて、そんな彼女はかつて、同じ市内に住むご主人の両親と同居するために実家を建て替える予定だと言っていました。ですので、建売の購入は意外でした。4人目が生まれ、かなり賃貸マンションが手狭になっていたので、いつになるかわからない建て替えを待ってもいられず、建売の購入に踏み切ったそうです。
買い急いでしまったかなというところは否めないものの、私も子供が増えて手狭になった賃貸マンションに住んでいた経験があるので、もしいい物件があるなら、そこで購入に踏み切るという気持ちもよくわかります。
ところが、しばらくして年賀状に「引っ越しました」の文字が!どうやら、新築で買った建売住宅を売却してご主人の実家を建て替えたようなのです。少し買い急いでしまった建売住宅に実際住んでみると、やはり洗濯が大変だということや、1階リビングへの日当たりがあまり良くないなど、不満もあれこれ出て来てしまったそうです。
そんな折、ご主人のお母さんが亡くなり、お父さんが1人暮らしになってしまいました。実家の建て替えもできそうだというので、思い切って家を売って実家を建て替えることにしたそうです。購入した建売住宅があまり気に入らなかったため、今度は好きなように建てたいという思いもあったようです。また、将来実家が空き家になるのも困りますので、これは最善の選択だったのではないでしょうか。
建売住宅は駅からバスで10分と、あまり立地条件は良くなかったものの、築浅の戸建てで、しかも駐車場が2台分あるという利点もあり、ラッキーなことに比較的早く買い手が現れました。
これは、早い段階で決断できたのが良かったのだと思います。築浅のうちに売りに出すことができ、売却することができました。そして、これにより将来の空き家が一軒なくなりましたね。