田舎のお友だちが、結婚してすぐに家を建てました。憧れの輸入住宅で、天井が高くとても素敵な家でした。しかしながら5年ほど経ったころに、諸事情あって親の家のそばに住むことを決心したそうです。この輸入住宅を売って、親の家のすぐ近くに新居を建てる予定です。さて、建ててしまった輸入住宅は、果たして売れるでしょうか。輸入住宅の売り出しと同時に新居の建築をスタートしますので、なんとしても新居引渡しまでに売れてくれなくては困ります。
田舎で建てた家ではありますが、一応駅前にあります(駅前といっても単線無人駅ですので、東京で想像する駅前とは全然違いますが・・・)。そして、そのエリアでは珍しいおしゃれな輸入住宅というのもウリです。地元の人にとってはそこそこ立地も良く、おしゃれな輸入住宅だったので、売り出し直後からそれなりに反響はあったそうです。内覧希望者も訪れるようになったので、輸入住宅がさらに魅力的に見えるようインテリアにも最大限気を配りました。
しかしながら、内覧希望者はそこそこいるものの、なかなか売却には至らなかったのです。輸入住宅自体が珍しく、実際に住んでいる人の家をちょっと見てみたいというだけの内覧者もいたようですね。何度も内覧希望者が訪れるため、常に家の中をキレイにおしゃれに保たなくてはならず、その時期は本当に大変だったそうですよ。
そうこうしているうちに、新居の工事はどんどん進んでいます。売れなかったらどうしようと不安に思いながら、過ごしていたある日、ようやく買い手がみつかりました!地元で育った新婚さんが、地元で新居を建てようとしていたのです。そうしたところ、憧れの輸入住宅が売りに出ているではありませんか!というわけで、ついに購入意欲の高いカップルが内覧に訪れました。そのカップルは内覧ですっかり物件を気に入り、見事成約!しかも、新居完成後に引渡しでOKとのことだったので、ホッと胸をなでおろしたそうです。
田舎の家ですが、売れました!駅前にある築5年のおしゃれな輸入住宅だったからでしょうか。無人駅でも駅は駅、やはり立地は大切ですね。そして、田舎ならなおさらかもしれませんが、売却の際には地元の諸事情に詳しい地元の不動産屋さんにお願いするといいかもしれません。