マンションを売りたい！でも、最低限リフォームしないと売れないかしらと考えると、費用がかさむので二の足を踏んでしまいますよね。やはりそれなりに住んだマンションだと、水まわりや壁紙などが古くて気になります。かといってこれから手放すマンションのリフォームにお金をかけようという気にもなれません。
そうなんですよね。長く住んでいればそれなりに汚れるし古くなり、そんな物件を買いたいと思ってもらえるか心配になります。ですので、売るに当たってリフォームをするという方もいます。でも、どうしてもリフォームしないと売れないものなのかというと、そんなことはありません。特にマンションの場合は、立地条件の良い物件が多いと思いますので、ただ古いというだけなら他の好条件でいくらでもカバーできるのではないでしょうか。
むしろリフォームしない方が良い場合もあります。「自分らしいこだわりの部屋に住みたいけれど戸建ては嫌なの」という人は、最初から自分でリフォームして住む前提で中古マンションを探しています。そういう人は立地がよくてお買い得な物件がほしいわけです。どの道自分でリフォームするわけですから、部屋が古かろうが気になりません。
私の友人のご主人は一級建築士なのですが、彼も自分でリフォームしながら住むための古いマンションを安く購入していました。壁をぶち抜いたり間取りを変えたりなどしていましたよ。
そうはいっても、クリーニングだけはしっかりやっておいた方が良さそうです。古いだけなら良いのですが、壁やふすまに穴があいていたりお風呂はカビだらけでキッチンは今にも床が腐りそうなどという汚れた物件を見せられると、いくらリフォーム予定でもさすがに買う気が失せてしまいます。
というわけで、マンションを売る際には、古いからといって必ずしもリフォームしてから売り出さなくてはならないわけではありません。まずは古くてもしっかりとクリーニングされたマンションを売り出してみましょう。リフォームは、売れなかったときの次の手として残しておいても良いかと思いますよ。
