親が亡くなるなどして、空き家になったマンションを相続する場合もありますよね。そんなとき、マンションだからこそ注意しなければならない点や、戸建てとは違った利点などもあります。

 まず、戸建てと違ってマンションの場合は、相続したとたんに管理費や修繕費の支払が発生します。住んでいるいないに関わらず、これは毎月支払わなければいけないお金です。つまり、空き家なのに毎月数万円の支払が発生するということになります。また、駐車場の契約をしている場合も同様に駐車場代がかかってきます。もう誰も住まないことがわかっているのであれば、売却するとか賃貸に出すなど、早めに活用方法を決めた方が良いでしょう。

 私の知人は、都内の古いマンションを相続しました。知人は、もう自分も兄弟もそのマンションに住む予定はないからと、当初から売却を考えていたそうです。立地は悪くはなかったものの、マンションが古いこともあってなかなか買い手がみつからなかったそうです。しかしながら、しばらくして親戚からぜひこのマンションを買いたいという人が現れました。親戚の若者が、リノベーションして住みたいというのです。その若者は自分で好きなようにリノベーションするというので、知人はマンションを若者に安く売り渡しましたが、リノベーションしてから売りに出したり賃貸に出したりするという手もありますよね。

 マンションの場合、戸建てよりもリノベーションしやすいという点も見逃せません。例えば、キッチンやお風呂などを新しいものに交換して壁紙を張り替えたら、それだけで見違えるほどキレイな物件に変身し、資産価値がグッと上がります。戸建てよりも規模が小さく費用も少なくて済むのも嬉しいポイントです。

 それに、分譲マンションはたいてい立地の良い場所にありますので、部屋がキレイであれば買い手や借り手もみつかりやすいでしょう。

 というわけで、マンションを相続した際には、戸建て住宅の相続とはまた違った注意点や利点があるということがわかりましたね。相続したら空き家にせず、早めにマンションの活用方法を決めましょう!

 
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