マンション買ったら転勤になったなんて話、よく耳にしませんか?
まさかとは思っていましたが、
時間も限られていましたので、まずは地元の不動産屋さんにマンションの査定をしてもらうことにしました。それほど値下がりしていなかったら売却も視野に入れようと思っていたのです。ところが、査定価格を見てビックリ!購入価格より20%も安くなっていました。
もともと購入したときにお買い得感があり、新築購入価格そのものが安かったので、査定額はあまり期待はしていなかったのです。にもかかわらず、想像以上に安い査定が出てしまいショックでした。気に入っている物件なだけにとても売却する気にはなれませんでしたね。
売却査定と同時に、賃貸に出した場合の賃料も出してもらったところ、普通に賃貸に出せばローンも払えて利益も乗ることがわかりました。
ただし、いざ帰ってきたいと思ってもこちらから解約することができないので、借り手が出て行ってくれないというケースもあるとのことでした。それでは困ってしまいますよね。そこで我が家はリロケーション会社を利用することにしました。
リロケーション会社が借り手を探してくれて、借り手が決まればリロケーション会社と契約をします。定期借家で賃貸に出しますので、最初の数年間は解約できないものの、その期間を過ぎたら、3ヶ月前までに申し出をすればいつでも解約してもとの家に戻ることができるというのがメリットです。そのかわりに相場より安い賃料で貸し出すのが一般的です。最初の解約できない期間はこちら側で決めることができますので、我が家は2年間にしました。
ほとんど利益は乗りませんが、売却しないのであれば帰りたいときに帰れないと意味がないので、これが最適な方法だったと思っています。
そんなこんなで転勤して1年半ほどたった頃、リロケーション会社から連絡がありました。もし物件を手放す予定があれば、借り手の方が買いたいと言っているのだけれどどうかとのこと!そこでリロケーション会社に査定をお願いしてみたところ、以前地元の不動産屋さんに出してもらった売却査定額より10%も高いではありませんか!?そのまま借り手の方に売却するのであれば、瑕疵担保責任(かしたんぽせきにん)も負わないですしリフォームなどの必要もありませんので、売り手としては良いこと尽くめです。
転勤が長引きそうならこのタイミングで売却すればいいですし、戻る予定であれば売却はお断りすればいいわけです。
そう考えると、転勤時に慌てて売却はせずにいったんリロケーション会社にゆだねて、その間に売却するかどうかゆっくり検討するのもよいのではないでしょうか。