近年は行政の推奨もあり、太陽光発電の設備を設置した家が、都心から郊外まで見受けられるようになってきました。わたしの知り合いが埼玉に家を新築購入したのでお祝いに行ったところ、彼も太陽光発電を設置していました。

そもそも装置の設置費用はどのくらいになるか、わたしは結構疑問に思いました。というのも、その家の立地条件、気候条件、屋根の向きなどによって発電効率が変わってくるはずです。これらは素人では算出するのは困難なはずで、専門家に依頼する必要があるはずで、その費用も考慮しなくてはなりません。

少し調べて見たところ、一般的な住宅の場合には、200万円かかるようです。そしてこのコスト回収にはおよそ10年かかるとされています。

では、このような大金をかけ、コスト回収にも時間のかかる太陽光発電を設置した家を売却する場合には、どのような注意点が挙げられるのでしょうか。

太陽光発電のある家の売却の流れ

設備がある分、書類がちょっと増えるだけと思われるかもしれませんが、意外と結構複雑な流れになっています。

おおまかにいうと、

1.経産省に届出を出して所有者の変更を報告する

2.契約した電力会社へ連絡し、電灯契約者と口座情報を変更する

3.太陽光発電協会へ財産処分承認申請を提出して、承認を受ける

といったようになっています。

太陽光発電のある家を売却するときの査定額

太陽光発電のある家の売却査定額において決定的なのは、使用年数です。というのも、太陽光発電のメンテナス費用は一般の世帯年収を圧迫するほど現在ではまだ高額です。そのため、使用年数が経っているものは、それだけメンテナス費用が必要となるので、やはりそれに応じて査定額も目減りしてしまいます。

新しい家に設備を持っていくのは可能か?

せっかく購入したのだから、持っていきたいという気持ちはわかります。もちろん物理的には可能ですが、あまりお勧めできません。

費用の面で言えば、設備の取り外し、運搬、取り外した箇所のクリーニングと修繕、新居への設置など、多くのコストを計算しなくてはなりません。

新居には持って行かずに、新たな設備を購入〜設置するのが望ましいでしょう。

まとめ

以上のように、太陽光発電のある家を売却するにあたっては、いくつか考慮しなければならないポイントがあります。

付け加えれば、設備の購入には行政より補助交付金が受けられますが、17年は使用しないといけないという「縛り」もあります。

上記を参考に、自分の状況に鑑みて、最もメリットのある方法を選んでみてください。

 
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