キーワードで読み解く不動産投資(その3:ローン申請時に必要な書類)

好条件の物件を不動産会社から紹介してもらい、「よしっ」と思い立って最終的に不動産契約をするまでには幾つかのステップがありますが、意外と多くの時間を割かれるのが書類作成というのはご存知でしょうか?

特に、不動産投資ローンを銀行に申請するのに必要な書類は、点数も多く、書類の入手先も分かれているので、手間が非常にかかります。

その上、ローンの申請を複数の銀行に行う場合には、それに応じて枚数も増えていきます。

印鑑証明書など1枚のものならまだしも、売買契約書などに至っては複数ページにわたるので、なかなか手間がかかります。

以下では、不動産ローンを銀行に申請する場合に、どのような書類が必要になってくるのか、紹介していきます。

いざ契約に進む際に戸惑うことのないよう、参考にしてみてください。

ローンの申請に必要な書類

ローンの申請は、当然銀行に対して行いますが、一つの銀行に申請するとは限りません。同時に複数の銀行に申請する場合もあります。

ただ、銀行によって申請に必要な書類が少し違ってくる場合があります。

そのような場合を考え、事前に必要書類一覧表を送ってもらうようお願いするのが安全です。

以下に、どの銀行に申請する場合でも必要と思われる書類を表にしましたので、参考にしてください。

書類の種類 必要な枚数 入手先、および留意点
住民票(交付時より1か月以内) 2通 最後に住民登録した地域の役所(出張先含む)
印鑑証明書(交付時より1か月以内) 2通 最後に住民登録した地域の役所(出張先含む)
源泉徴収票(前年度のもの) 1通 会社員であれば会社から毎年発行される
給与明細書(前月の1か月分) 1通 会社員であれば会社から毎年発行される
賞与明細(直近の2回分) 1通 もちろん賞与があった場合に限る
確定申告書(直近の3年分、税務署の受領印のあるもの) 1通 もちろん行ったことがある場合に限る
納税証明書(直近の3年分) 1通 居住地域の税務署で申請する
身分証明書 1通 運転免許書やパスポートなど、照明写真があるもの
貯金通帳 1通 頭金を支払う能力を照明するため。他にも有価証券書などあれば添付する。

これら以外にも、他にローンの借入があれば、その内容を証明できる書類、また銀行によっては自分の勤務会社の概要がわかる書類を要求されます。

書類の収集・整理に自分の意識が向かってしまったせいで、他の大事な場面でミスを犯してしまうことも、よくあるようです。

うっかりミスで後悔しないためにも、上記の表を参考に、書類収集は早めに、余裕を持って行うのがベターでしょう。

ご清聴をありがとうございました。

 
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