コンクリート打ちっぱなしのクールな部屋。
ヨーロピアンテイストのエレガントな部屋。
木材を多用した日当りのいいナチュラルな部屋。
現代アートの合うポストモダンな部屋・・・。
一般的な住居として凡庸なお部屋もありますが、様々な雰囲気を持った「デザイナーズマンション」というのも多く存在しています。
「自分の大好きな雰囲気のオシャレな空間で日常を過ごしたい」という方も多いでしょうし、インテリアをこだわる方にはピッタリな物件ですね。近年は有名デザイナーがデザインしたマンションが多数売買されています。
ただ、友人が住んでいましたが、やっぱりデザイナーズマンションもメリットとデメリットがありますね。「デザインの良さ」と「使い勝手の良さ」は反比例しやすいようです。
例えば、カーテンが規格外で基本的にオーダーだったり、部屋全体を照らすには複数の照明が必要だったりと色々面倒くさいことも。
友人は料理をあまりせずお風呂でゆっくりしたい人なのですが、キッチンがやたらに充実している割には、狭めのユニットバス。また、景観を考えて外に洗濯物を干すことは禁止、など。デザイナーズマンションには多いタイプのようです。周囲の人に自慢できるし本人は満足しているようなのでいいんですが。
住む人も選らぶデザイナーズマンションを売買・賃貸する際のメリットと注意点はどうなのでしょうか?
■デザイナーズマンション売買・賃貸のメリット
「高値で売買・賃貸できる」
家賃だと同じスペースの一般的な住宅の1.3倍~数倍くらいが多いです。建設費用が掛かる反面、需要も大きいということですね。
「ある程度の収入がある層が入居しやすい」
こだわりが見え家賃が高いため「安く住めればなんでもいいや」って感じの人には向いておらず中~高収入層の入居が見込めます。偏見であるのは理解していますが社会的に信用がありトラブルをあまり起こさない層とも解釈できます。・・・こだわりと資産を持った人でも問題を起こすことは大いにあり得るんですけどね。
■デザイナーズマンション売買の注意点
「立地によって大きく差が出る」
デザイナーズマンションは入居する人を選ぶ物件です。「オシャレな住宅にお金を出せる人」が多い地域でなければ入居者が集まりにくいことも考えられます。やはり、都市部で若者が多く住む地域の方が有利ですね。東京都心部(港区や新宿など)、大阪中央区などに集中しています。
「高収入層を取り込むには設備が肝心」
高い売買価格や家賃のデザイナーズマンションでは、利便性も追及している物件が一般的。有名デザイナー設計などデザイン面も重要ですが、宅配ボックスや防音設計、凄い所ではジムやシアターもあったりと入居者が心地よく高めのお金を支払ってくれる設備を用意している物件も。もちろん、デザインの邪魔をしない範囲内での設置が肝心です。
・一長一短あるデザイナーズマンション。
建築・購入費は一般的なマンションよりも高めですが、運営次第では良いリターンが期待できるかも。
最近はデザイナーズマンション専用の不動産屋さんや紹介サイトも多く存在していますね。