認定NPO法人「ふるさと回帰支援センター」が毎年発表している「移住したい都道府県アンケート」では、2014年に一位を山梨県に譲ってしまったものの2011~2013年、2015年は一位を獲得。
日本でもっとも移住者に人気がある都道府県が「長野県」なのです。
地方の人口減は深刻なものとなっており、「なんとか我が自治体に移住者を!」と焦っている自治体も多いのが現実。このまま人口減を放置していると、下手をすれば消滅しかねない自治体も存在しているため必死です。
そんな各自治体が羨望のまなざしを向けている(?)のが、長野県。
長野県には、一体どんな移住者をひきつける魅力があるのでしょうか?
長野県の一番のポイントは「立地」。
首都圏から車で一時間と近いというのが最大のメリットでしょう。2013年に首位を獲得した山梨県同様、首都圏からのアクセス環境の良さというのは強みです。
自然環境は抜群。
「日本の屋根」とも称される長野県は、「日本百名山」の内、乗鞍岳や常念岳、木曽駒ヶ岳といった29もの名山が存在している地域。また、温泉の量も豊富で、日帰り温泉の数も日本一。温泉宿だけではなく、個人的に温泉をひいているお家も存在しています。
夏はトレッキングや登山に冬はスキー・・・、遊び疲れたらゆったり温泉でリラックス。
都市部でストレスを感じながら働いている人にとっては、夢のような環境かも知れません。
日本酒を仕込む酒蔵の数は日本有数でありながら国産ワインを仕込むワイナリーも数多く、信州ソバやおやき、五平餅などの長野名物と一緒にグルメの面でも楽しめます。
長野の大自然と健康的な食事が生み出したのが、国内で一二を争う長野県の「平均寿命の高さ」ではないでしょうか。
自然豊かな長野県ですが、「あんまり田舎過ぎるのはちょっと・・・」という方も安心。人口37万人の長野市や人口24万人の松本市などはしっかりと都市整備がされています。新幹線も通っており、首都圏へ簡単にアクセスできます。
「大自然の中での生活」のほかに、「バランスのいい地方の生活」も楽しめるのが長野県の魅力なのです!
肝心の長野県の不動産の動向ですが、3万8714円/m2、12万7983円/坪(2016年)と、全国平均から比べれば単価は安く地価上昇率も下位圏です。
ただ、移住者増加の影響か、近年は下げ幅は少なくなってきており特に郊外の上田市や松本市の不動産が人気。
長野の移住もメリット・デメリットありますが、長野移住を考えている方はとりあえず長野県民ならば歌えて当然の「信濃の国」を覚えてみましょう!