こんにちは!
「走る」不動産鑑定士の藤田です!
さて、前回は地価公示に関する記事でしたが、今回も引き続き地価公示関連の話題を(^^)
「都心の不動産価格は上がりすぎている」との声も聞かれますが、果たしてどうなのでしょう??
かつて、「一般の方が都心で不動産を買う際には、年収の6倍程度を目安にする」
という不動産業界の定説がありました。
しかし、今や東京都区部では平均10倍程度、神奈川県でも平均8倍程度にまで上昇しているという話も聞かれます。
確かに都心や武蔵小杉のタワーマンションを買おうとすれば、6000万円程度が下限値となりますものね。。
もちろん、戸建て価格も上昇しております。
戸建価格の上昇の要因は、主に
・建築費の高騰
・地価の上昇
が要素となります。
土地に関してですが、今回神奈川県内の
「登戸駅」「向ヶ丘遊園駅」周辺の地価もかなり上昇を見せました。
これは、昨年度JR常磐線や東京メトロ千代田線への乗入の利便性が高まったこともあるのですが、同じ小田急線沿線で多摩川を超えた「和泉多摩川駅」「狛江駅」周辺の住宅地価と比較すれば、まだ全体的には2~3割程度低いため、需要が流れてきたのだと判断できます。
新宿駅まで30分程度で、そこまで接近性も変わらないため、東京都の住所にこだわらなければ十分検討対象になるのだと思います。
そんな和泉多摩川や狛江も、近くに高級住宅街を擁する「成城学園前駅」があり、そこから需要が流れてきています。
そんな成城学園前駅も、都心山手線圏内で住宅購入を断念せざると得なかった需要者も多く流れてきています。
都心の地価の高騰が、徐々に郊外へ波及する・・・・いわゆる玉突き的な現象が起きていると考えられます。
結論としては、都心の地価はやはり「上がりすぎ」といえるのかもしれません。
もちろん、この現象にも限界はあり、都心への通勤が困難なエリアは地価が継続的に下がっております。
神奈川県でいえば
「横須賀市」「三浦市」「小田原市」等でしょうか。
この地価の上昇はどこまで、いつまで続くのか・・・
「東京オリンピック前後はどうなるのか?」といった質問もよく受けますが、その話題はまた改めて書いてみたいと思います(^^)
※私事ですが、
先日韓国で開催された
「世界室内マスターズ選手権」で、4×200mリレー(40~44歳の部)にて、銀メダルを獲得できました!
これまでアジア大会の金メダルはありましたが、世界大会のメダルは初めて!(^^)
とてもうれしいです!