こんにちは!
「走る不動産鑑定士」の藤田です!
さて、今回は不動産鑑定にまつわるとある相続の現場を紹介させていただきます。
某弁護士さんからのご相談ですが、とあるIT系の社長が自宅で突然死されたそうです。
40歳過ぎという若さ。
自分と同年代・・・・・そう考えるとゾクッとしますねー。。
そうなると当然、相続が発生します。
法定の相続人は、奥様と娘さんのお二人。原則的には二人が1/2ずつ相続することになりますね。
自宅も都内の高級住宅街に豪邸を構え、絵にかいたような幸せな一家でした。
・・・・と思いきや、
相続財産の調査を調べているうちに、実は某有名高級マンションの一室を保有していることが判明しました。
私は、そのマンションの評価(時価の判定)を行いました。評価額は約1億円でした。
ではなぜ、このマンションの評価を行ったのでしょうか?
実は、このマンションの名義人が、亡くなった社長が1/2。
残りの1/2は若い女性でした。
そう、このマンションは「愛人と過ごすための別宅」だったのです。
なんてことだ!!
うらやま・・・・いや・・・ひどい話ですね。。
ということで、相続発生時の持分が
「愛人1/4、妻1/2、娘1/2」となっており、ご親族側は気持ち悪いので愛人に買い取ってほしいとのことでした。
しかし愛人はまだ若く、当然そんなお金はありません。
一体なぜ、愛人と共有にしたのでしょう?
永遠の謎。まさに死人に口なしですね。
この問題、結局まだ解決しておらず、今後どのような道を辿るのかは分かりませんが、このようなトラブルに巻き込まれないために相続対策はしっかりやっておかなければなりませんね。ちょっとこのケースでは遺言書きづらいですけどね。ふふふ。
不動産に関する相続対策なら、ぜひ気軽にご相談ください!
よく「相続」は「争続」とはよく言ったものですねー。
自分は愛人にうまく財産を残す・・ではなく、家族を大事にしていきたいなと思います!