こんにちは!
不動産鑑定士の藤田です(^^
しかし今日は寒いですね・・・・・
私は来週はお休みをいただき、オーストラリア(世界マスターズ陸上競技選手権参加のため)に行ってまいります。
きっと寒暖差がすごいのでしょうねー。コアラと戯れてまいります!
さて・・・・
少々古い記事ですが、野村総研さんがまとめたデータがございます。
http://news.mynavi.jp/news/2015/06/22/290/
2013年の実績値で、空家は約13%。2033年には30%超になるとの予測です。
私の実家も、親兄弟がなくなってしまい空家になっています。
東京と横須賀という微妙な距離感により、「いつか処分しなければ」と思いながらも問題を先送りにしてしまっている事実。
そういう方も多いのではないでしょうか?
そして、いざ本当に売却して「サヨウナラ」しようと思っても、昔の懐かしい思い出、楽しかった記憶がその土地固有の空気となりご自身の肌に「さみしいな」という一抹の未練となってまとわりつくのではないでしょうか。
現在、3人に一人が離婚するといわれている時代。
2033年と先のことながら、空家も同じような割合となっていきます。
私はこの空家問題を考えるとき、いつも「何か離婚と似ているな」と感じてしまったりします。
離婚はしないで済むなら、きっとしないほうが良いのでしょうけどね・・・・・
(自分自身は離婚はしてませんが(^^)
でもどういう形であれ、実家との決別というのはいつかやってきます。
空家として処分を考える場合だけでなく、ご自身が先に亡くなって実家を残してこの世を去ってしまうこともありますしね。
自分の故郷である横須賀市では、空家率の増加が深刻となっています。
横須賀市は起伏が多く、谷戸地区に造成された旧来からの住宅地が多く残っております。
急な坂道や階段を延々と上ったところに集落が形成されています。
若いころは登れた坂や階段が、年齢を重ねるたびに大きな負担に・・・・
そして人々は谷戸地区を去り、老朽化した建物が残るゴーストタウンがあちこちに生まれました。
そこで、横須賀市は「谷戸モデル地区空家バンク」と称して、谷戸地区の空家を賃貸物件として登録。
空き家活用を促進しております。
横須賀市都市計画課で話を伺ったところ、若者を中心として引き合いが多数あり、
現在では神奈川県立保健福祉大学の学生によるシェアオフィス利用や、IT事業者のオフィス活用などの実績があるそうです。
このような取り組みは他の自治体からも注目されいるそうです。
空家の活用に困っている方がいらっしゃれば、ぜひご参考にされ、「良きご縁」を見つけられると良いと思います(^^
http://www.city.yokosuka.kanagawa.jp/4805/yatobank/test-top.html